いよいよ折りたたみ式スマホのデビュー間近
現在のスマホは,画面が大きい替わりに「携帯性」や「耐久性」という部分は従来のガラケーの後塵を拝しています。
ガラケーであれば折りたためるものが,スマホでは「一枚板」ですので扱いづらい上に,ガラスが表面に露出していることで,ディスプレイの破損が心配事の①番手として上がる始末。
「多くの情報を獲得するための手段」がそのまま「最大の弱点」となってしまっている状況です。
この状況を一変させるには「折りたたみ式」しかない,ということで,本サイトではこれまでも「折りたたみ式スマホ」について考えてきました。
しかし,噂となる画像では以下のようなものまで出回る始末…。
「これじゃ,折りたためてないし!」
と,さすがに突っ込ませていただきましたが…。
そんな中,いきなり折りたたみスマホのデモンストレーション動画が出回る事態となっています。
おっと,しっかり「折りたためて」ます!
これ,大元はいつものGeskin氏のInstagramかな?
このような動画です。
どうですか?
結構ヤバいっす!
いいんじゃないでしょうか?
動画を公開したのは,ディスプレイ生産を手がけるサプライヤー「BOE」とのこと。
この会社が,どのような事情で,またなぜこのタイミングでこの動画を発表したのかは分かりませんが,新型iPhone発表を目の前にして,かなり衝撃的な動画であることは事実です。
その衝撃ポイントは…?
① 「完全に」二つ折りになっている
折りたたみ部分が完全に二つ折りになっており,密閉した形でしっかりと閉じるようです。
これ,以前の「なんちゃって」画像が何だったの…と感じるくらいの完成度の高さですね。
二つ折りにした後の筐体もずいぶんとコンパクトになっており,無理なく尻ポケットに入りそう。
ちょっと幅広なのは気になりますが,まあ昔のガラケーのような感覚で使用できるサイズになっているようです。
②ディスプレイの違和感がない
閉じた状態から徐々に開いていく場面も映し出されています。
しかし,どう見てもそのつなぎ目に関して「違和感」のようなものは感じられません。
いや〜,これどうなっているんでしょうね?
有機ELが折り曲げに強いというレベルの知識は当然ありますが,「常時動かす」という観点では「なぜ?」「どうやって?」という疑問の方が先に立ちます。
③ある程度の強度は確保している?
動画の中には,折りたたんだ筐体をわざと掌に打ち付けてみるような動作も見られます。
にわかには信じられない感じ…。
もしこれらが実用上問題のないレベルで成立しているとすれば,「最強」じゃないですか?
どうしても「本当?」と問いかけたくなる…
でもまあ,すぐにでも飛びつくにはどうしても抵抗がありますよね。
まず第一に「強度」の問題。
「開閉」にしても,1日に何十回,何百回,2年で考えると…というレベルで行うわけで,本当に劣化なく使用できるものでしょうか?
また,落下させた場合,ガラケーとは違ってどうしてもディスプレイの状態が気になりますし,通常時でも,
「画面同士がふれあうことで傷が付かないか?」
「強い圧力がかかるとだめになるんじゃないか?」
など,どうしても気にしてしまいそう…。
また,以下の画像のように,Galaxyは「横開き」スタイルで来るのでは…という情報もあります。これだと更に強度が気になるかも?
そんな心配がつきまとうのだとすれば,正に本末転倒なんですよね。
次に心配なのはその価格。
以前のブログには,
「1,800ドル」
という情報を掲載しました。
やっぱり20万は出せないかな〜。
Appleが数年後に「二つ折りiPhone」を出すとすれば,やはりお高くなるんだろうなあ。
悩み多き,二つ折りスマホになりそうです。