「CES 2019」の掘り出し物
1/11までラスベガスで開催された「CES 2019」。
イヤホン業界では,所謂「完全ワイヤレスイヤホン」の大発表会となったようですが,その中で,
「恐らくこれが本命」
という機種を発見しました。
それは,AVIOTの「TE-BD21f」。
何故「本命」と感じるのか?
その理由を書かせていただきます。
「TE-D01b」で「MOMENTUM True Wireless」と肩を並べるのならば…
現在私は,ゼンハイザーの「MOMENTUM True Wireless」を購入して様々な試行錯誤を重ねる中で,満足のいく音を楽しめるような環境を築いています。
この機種,
「さすがゼンハイザー」
とうなる部分も多く,今のところ「完全ワイヤレス機」の中では,音質的に最高峰だと考えているところです。
しかし,購入に当たって非常に気になったのが,AVIOTの「TE-D01b」という機種。
「MOMENTUM True Wirelessを超える」
という意見も散見されるほど,特にその音質面で評価が高かった機種です。
この「MOMENTUM True Wireless以上の音質」という点について,「MOMENTUM True Wireless」を実際に使用して考えたのは,以下の点です(「TE-D01b」を聴いたわけではありませんが)。
・高音部に弱点を抱えるMOMENTUMに対して,「TE-D01b」がこの部分に特化した機種であった。(高音好きに適した機種であった)
・MOMENTUMの試聴機が十分にエージングされていなかった。
・MOMENTUMの試聴機のイヤピースが十分にフィットしていなかった。
つまり,私はそれだけ「MOMENTUM True Wireless」を評価しているということ。
様々な音質に関する要素のバランスが,結構絶妙に整っているのです。
「これ以上解像度が高すぎると聴き疲れしすぎ」
「これ以上高音ががさつくと聴いていられない」
「これ以上低音が弱いと重みが足りなさすぎ」
「これ以上中音が引っ込みすぎるとボーカルが聴き取りづらい」等々。
以前の記事にも書きましたが,どんな高級機種でも,それぞれに欠点を抱えているのが,イヤホンの世界の難しいところ。
もちろん「MOMENTUM True Wireless」にも弱点があり,上記の「これ以上〜」という点はその気になる点に当たります。
しかし,それらが「絶対的な欠点にならず」,「トータルとして」高次元に調和しているのが,「MOMENTUM True Wireless」の魅力ともいえましょう。
しかし,もし本当にAVIOTの「TE-D01b」が「MOMENTUM True Wireless」と肩を並べるだけの音質の持ち主であったなら,その兄貴分となる「TE-BD21f」の実力や如何に…と,非常に気になっているわけです。
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「BA×2,ダイナミック1」のハイブリッド機!
この「TE-BD21f」。
なんと,「BA2基,ダイナミットドライバー1基」の,3発ハイブリッド!
そして価格が,「MOMENTUM True Wireless」とバッチリ競合してくる400ドル前後。
私がここから感じ取る「名機の予感」に関して,次回書かせていただきます。