キーボードに未来はあるか?
私はキーボードを打つのが好きです。
単純に加除修正が楽だということでなく,手書きするよりも「文章を書く」際には,イメージが膨らむのです。
逆に,文章を書く前段階のメモ書き,断片的な資料の収集は,手書きの方が「掘り下げる」ことができるかもしれません。
まあ,こればかりは人それぞれだとは思いますが…。
しかし…。
若者はキーボード離れの傾向が顕著なようですし,音声入力等の研究も急ピッチで進んでいるようですので,
「キーボードはいずれ過去の産物になる…」
という考えもあるようです。
…私は無くならないと思います…。
手書きがなくならないのと同じで,それぞれの「得意分野」が異なるはずですので。
また,入力効率も結局はキーボードが一番なのではないでしょうか?
音声入力のインターフェイスにもよりますが…。
そんな中…。
これまでにない入力方法を備えたキーボードが発表されました。
何と,キー表面がTrackpadのように利用できるというのです!
盤面の84%が「タッチセンサー」
この「Prestigio Click&Touch」というキーボード,ぱっと見は通常のキーボートと変わりありません。
しかし,盤面のなんと盤面部分84%がタッチセンサーとなっており,キー表面を指で滑らせたり,タップしたりと,まるでTrackpadさながらに動かすことができるというのです。
もちろん通常どおりのキーボードとしても使用できるため,正に一台で入力の全てを快適にこなすことができる魔法のデバイスとなりそうですね。
通常どおりにキーを押すと文字入力,キートップ表面を滑らせたりタップしたりするとTrackpadのように…ということは,キートップに埋め込まれたタッチセンサーが,指からの圧力や触れている面積,さらには指の動きまで感知して判断しているということになりますね。
当然キートップ同士は離れているわけですので,一つのキーから隣のキーに移動した際の動きの連動性を,どのような仕組みで判断しているかが知りたいですね。
また,キーからキーへと指が移動する際の「動きの連動性」が,どの程度の正確さなのかにも興味があります。
この部部の精度が低ければ,気持ちよく利用することは絶望的でしょうから,
「本当にノンストレスでできるの?」
という思いは当然ありますよねぇ〜。
本来ならAppleから出て欲しいキーボード!
個人的には,この手の斬新なキーボードは,Appleから出して欲しかった…という思いがあります。
実際,特許レベルでは数々の新しいアイデアが,Appleの中でも誕生しているようですね。
キーボードガラスで覆ったり,疑似キーボードにしてみたり…。
しかし,現実には「バタフライ」だ「シザー」だと,最近のAppleに関していえば,ことキーボードに関してはいい思い出がありません。
全く新しいアイデアを採用するには,我々が思っているよりも時間がかかるのかもしれませんね。
いずれにせよ,いつかはキーボードの分野でもApple独自のアイデアや技術が花開くことを願っています。
そのときのネーミングは「iKeyboard」かな?