クラウドファンディングから飛び道具登場
日々,新たな提案が行われているクラウドファンディングの世界。
商品の斬新さや価値,企業側の信頼性等,もちろんリスクは大いにあるわけですが,それを承知で「これ,欲しい!」と感じるデバイスがあることも事実。
今回,ちょっとおもしろいものを見つけました。
PCのキーボードと「タッチパネル」との融合です。
手元に「タッチパネル」を…
この商品,「GREEN FUNDING」で出資を呼びかけているキーボード,「T2_Flexible」です。
その外観がこちらです。
キーの左側にファンクションキー,右側に4インチのタッチパネルを搭載した複合型キーボードとなっています。
ファンクションキーには,特に使用頻度が高い機能がすでに4つ割り振られており,これを押すと,左側のパネルにその機能が表示されるようですね。
TrackPadのようにマウス機能もあるようです。
また,ファンクションキーの中央部分の「ホームボタン」を押すと,任意の24個ある機能から任意に選んで機能が6種類表示されるようで,ユーザーの好みにカスタマイズできる楽しみもあるようです。
それぞれのアイコンをタップすると,以下のように画面が切り替わります。
う〜ん,なかなかに多機能ですね。
4インチというサイズ感や,手元で操作できるという点は,悪名高きMacBookProの「Touch Bar」よりも優れていると感じます。
任意での機能の割り付けという点でも,TouchBar以上ですね。
唯一Touch Barが勝っていると思うのは,アプリと連動して機能が自動的に切り替わることぐらいでしょうか?
「T2_Flexible」が,任意による機能切り替えと,アプリごとの自動切り替えの双方に対応できるのであれば,大変画期的なキーボードとなるのですが,まずもってこのキーボードがWindowsとMacのハイブリッド式ということで,あくまでも割り付けできる機能は一般的なものに限られるようです。
Appleも参考にできるのでは?
このキーボード,以下のサイトで支援者を募集中です。
出荷は5月ということですので,興味のある方は覗いててはいかがでしょうか?
今回この「T2_Flexible」のインターフェイスや機能を見て考えたのは,
「新型キーボードの開発に向けて,Appleも参考にできる部分があるのでは…」
ということです。
明らかに「Touch Bar」は失敗でした。しかし,何故かAppleはそのTouch Barに強いこだわりを見せています。
「キーボード上部」にあるTouch Barは,キーボードから指を遠ざけないと操作できません。私はこれが理由で現在は全く使用しておりません。私のMacBookPro15インチのTouch Barはファンクションキーオンリーの表示でほぼ固定しています。
MacBookだけではなく,Magic Keyboardにおいても,斬新なだけではなく,機能的に,そして心地よく活用できる新たな「何か」を付け加えてもらいたいものです。その「何か」の部分が,ユーザーがAppleの求めているものなのではないでしょうか?