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iPhoneもカメラ性能の大幅向上を狙う!〜Appleが,「写真画質改善技術」の英スタートアップSpectral Edgeを買収〜

Samsungに続きAppleも…

 iPhone11Proのカメラ性能は,非常に高い評価を受けています。

 昨年の「ポートレートモード」「暗所性能」競争を経て,一段落するかに見えたスマホのカメラ性能ですが,落ち着くどころか,ますますヒートアップしそうです。

 まずはXiaomiの1億画素カメラ搭載スマホの登場。更にSamsungの「GalaxyS11でのカメラ性能大幅強化」の噂。

 当然Appleも安穏とはしていられないわけで…。

 そんな中,Appleがイギリスの写真画質改善技術を有する「Spectral Edge」を買収したという情報が飛び込んできました。

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「画像融合技術」で勝負!

 記事によると,買収された「英スタートアップSpectral Edge」の技術について

Spectralの技術は機械学習と画像融合技術を用いたもので,スマートフォンの写真で撮った写真に赤外線で撮影した写真を写真を合成し,画質を改善する

と説明しています。

 さらに同社のHPには,

ディープラーニングを組み込んだ特許取得済みの画像融合技術によって,あらゆる画像の色、ディテール,鮮明度を一層高めます

と記されているとのこと…。

 これでハッキリしたのは,
「今後のスマホカメラの画質は,純粋なレンズ性能,センサー性能どうこうではなく,複数枚撮影した画像のいいところ取りをするなどして合成された,AI処理で決まる」
ということです。

 正直,私はげんなりです。
 もちろん,カメラが「デジタル化」した時点で「AI処理」にどっぷりと足を踏み入れているわけですが,一眼カメラにおいては最終的に画質を決めるのは「レンズ」です。つまり,光学的な部分が決定的なカギを握っていることに変わりは無いわけです。

 しかし…。
 ことスマホカメラにおいては,もはや「光学」という考え方の影も形もありません。

 私は,iPhone11Proのカメラの優秀さを確かめようとする中で,一眼との決定的な画質の差を再認識し,一眼への興味が復活した口です。 

 「プリントアウトするなら一眼,しないのならスマホで十分」というのが,私の現時点での結論です。「プリントアウト」という境目には,絶対に超えられない壁があると感じています。

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 どうやら,スマホのカメラは,この壁を越えるということは考えていないようだ…ということが,今回の方針からはっきりと分かりました。
 もちろん,「そんなの初めから分かっていることだろ!」という内容ではあるのですが,だとすれば,
「スマホカメラに高性能化を求めること自体,すでに意味が無くなっているのではないか…?」
と考えます。

 だって,プリントアウトしない前提であれば,現状のどのスマホのカメラだって,すでに十分の性能を持ち合わせているのですから…。

 私が次のスマホ端末を購入する際は,少なくとも「カメラ性能」に関しては全く考慮に入れずに機種選択できそうです。 

 どんなに優秀なAIで処理しても,それはすでにごまかしの写真画質であって,一眼のそれにはどうあがいても届かないことが明らかなのですから…。

 

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