4000万画素級のカメラが爆増中!
毎年のようにモデルチェンジされるスマホの中にあって、必ずその性能アップぶりが取り沙汰される機能・部品があります。
搭載チップ、生体認証方式、バッテリー容量・効率、ディスプレイ性能等々…。
iPhoneなりGalaxyなりの先行メーカーが新機能を搭載すると、その機能が注目のトレンドになったりと、その年代ごとにスマホの「売り」が変化してきました。
その中でも、継続的に注目され続け、かつ機能が確実に進化してきたものの中に、「カメラ機能」が含まれるでしょう。
スマホ黎明期は「おまけ」程度の位置付けでしたが、その性能が飛躍的に上がるにつれて、コンパクトデジカメのシェアを完全に奪ってしまいました。
いや、特別写りにこだわらない「一眼派」をも奪い、今やカメラ業界は、写りにこだわりをもつマニアによって支えられているような感さえ受けます。ライトユーザーを取り込んでいかないと、短期的な売上的にも、将来的な購買層拡大を考えても、非常に厳しくなるのは明らかです。
「もうスマホカメラでいいや!」
とも思わせてしまうほどに高機能化したスマホのカメラですが、その人気の一因に「高画素化」があるのは明らかです。
スマホカメラの活用法としては、プリントアウトすることなく、データで完結することが殆どだとは思いますが、大画面のディスプレイに表示しても、いざプリントアウトすることになってもある程度美しい写真が誰でも撮れるわけですので、それは特にコンデジは売れなくなるわけです。
そんな中…。
スマホカメラの画素数変化に関する記事を見かけました。
スマホカメラの画素数、もはや一眼を超えています!
4000万画素級が50%に迫る!
記事によると、
背面カメラについて見てみると、4,800万画素以上のシェアが大きく伸びており、2019年第1四半期(1月~3月)にはわずか2.5%しかシェアがなかったものが、2021年第1四半期には38.7%に達し、2021年第4四半期(10月~12月)には46.4%にまで伸びる予想となっている
とのことです。
1億800万画素以上という、超弩級の画素数も見受けられますが、これはXiaomi Mi 11とGalaxy S21 Ultraの発売によるもののようです。それなりのシェアがしっかりあるのですね。
ちなみに、こちらがインカメの動向。
アウトカメに比べるとどうしても画素数が少なめにはなりますが、それにしても2000万画素超の割合が結構あることに驚かされます。
やはり、スマホメーカーとすれば、ライバルに先んじてカメラ性能を向上させることが、売上に直結するのでしょうから、どうしても画素数を上げたくなるのでしょう。
また、LEICA等、有名レンズメーカーとのコラボで、写りの優秀さをアピールするメーカーもありますね。
まあ、本格的な一眼をしても、4000万画素というのは「高画素機」の範疇に入りますし、本来スマホのカメラがそんなに高画素である必要は全くない分けです。小さいカメラセンサーに高画素を詰め込むとなると、どうしても写りは破綻しますが、それをソフトウエアレベルで処理しているのが現在の実情。
プリントアウトすると、スマホと一眼で撮影した写真の出来は当然かなり違いますので、「使い方」によって何をどう考えるかが、180度違ってくることになりますね。
スマホで十分なのか、やはり一眼が必要なのか…。
ユーザーがしっかりと考えて利用していく必要がありそうです。
iPhone13、何万画素?
さて、ここまで高画素化が進んでくると、やはり気になるのはiPhone13シリーズの画素数です。
一部の噂では、Pro Maxに「6400万画素」のセンサーが搭載される…という情報も流れているようですが…。
これまで画素数戦争からは一定の距離を置いていた感のあるiPhone。
今年はどうする?