※この記事の疑問についてコメントをいただき,疑問が解けました!
是非最後までご覧ください。
Pixel4のみで機能アップするGoogleアシスタント…
iPhoneユーザーとしては,ちょっとその内容の意味がつかみきれずに,正に二度見したのですが…。
その情報とは,
「Googleアシスタントの高速化が,Pixel4のみの対応となる」
というものです。
これって,Android機では当たり前に起こることなのでしょうか?
iPhone,iOSでは考えられない不平等では?
記事によると,
Googleは,『新しい日本語のGoogleアシスタント』の提供を自社製スマートフォンPixel 4限定で2月4日より順次開始した
とのこと。
この高速化サービスの提供が,英語以外での対応が日本語が初であったこと,各種動作が大幅に高速化されたこと…等,もちろん機能・サービスの向上に関しては諸手を挙げて賛成です。
気になるのは,これらの機能アップを享受できるのが,「Pixel4」ユーザーに限られる…という点です。
まずもって,GoogleはAndroidOSの総元締めです。
そして,元来AndroidOSのよさは,基本的にオープンなOSであるということであったはず。だからこそ,様々な企業がAndroidOS搭載機を開発し,OSシェアでiOSを一気に抜き去ったというこれまでの経緯がありました。
それなのに…。
そのGoogleが,新機能を限定的に与え,しかも,その限定的に受け取れる唯一の端末が自社製…。
これ,Androidユーザーは看過できる事象なのでしょうか?
iOSは当然Apple独自のものですし,そのOSが搭載されているのはAppleのiPhoneのみというのがAppleの考え方。オープンなAndroidOSとは,存在している意味合いが異なるわけです。
しかし,iOSでは,基本的にOSの機能が働く性能を有しているiPhoneに関しては,「全ての機種」に最新の機能を保証します。
つまりは,かなりの旧機種でも,性能面での速度等を除けば,最新機種と同様の動作が保証されるということ。
これが,AppleがOSをクローズして自社限定という立場をとる,企業としての「責任」だと私は捉えています。
それに対して今回のGoogleの考え方は,どのような「責任」によるものなのでしょうか?
オープンOSを公開している企業の責任は?
オープンを耐前にしているのに,
「OSを開発している企業だから,独占して機能をアップさせる…」
という考え方は,私はマズイと思うのですが…。
性能的に十分なのであれば,全てのAndroid機で,今回のGoogleアシスタントの高速化を味わえるべきです。
これまでもこのような事例があったのかもしれませんが,Android機に詳しくない私からして見れば,今回の件は結構な衝撃でした。
先進的で視野が広く,開放的で公平である…という,Googleへのイメージが少し変わったような気がしています。
〈追記〉
※コメント欄にありますように,「nnさん」より,
「Googleは,先進的な機能をPixelで試し,後に全ての機種に開放する…」
というやり方を行うということをご教授いただきました。大変勉強になりました。
しかし,個人的にはそれでも「Googleの端末のみ」が先行できる…というシステムに不公平感を感じてしまいます。
事前に技術を公開し,beta版という扱いでも取り入れたいメーカーに対しては使用を許すなど,もう少しフラットな立ち位置でいるべき存在がGoogleなのでは…と感じるわけです。
Googleアシスタントそのものが既存のアプリであり,その機能アップが全ユーザーに保証されない…という部分が,個人的に引っかかるのかもしれません。
iPhoneではなかなかお目にかかれないような事例でしたので,その驚きを記事にしてみました。Androidユーザーさん達にとってみれば大して問題ではない事柄だったかもしれませんね。
やはりOSが異なればやり方も異なる…。
これからも勉強していかなくては…と痛感しました。