2019年に売れたイヤホン,ヘッドホンは?
2019年のイヤホン,ヘッドホン業界は,AppleのAirPods Proで幕を下ろした感じでした。
音質に関しては全くもって感心しませんが,iPhoneで使えるノイズキャンセリング機ということで,トドメを刺した印象です。
しかし,「普段使い」はさておき,私がやはり気になるのは「音質に特化した」イヤホン,ヘッドホン。そうなると,Appleの製品はなかなか評価が難しいデバイスとなります。
そんな中,日本の中でも「イヤホン,ヘッドホン専門店」として名をはせる「e☆イヤホン」で,2019年の売上ランキングが発表されました。
しかも,「売上金額」「売上個数」等,なんとも興味深い分類分けまでされています。
日本中の「音にこだわる」ユーザーたちは,一体どのような機種を選択したのか…。興味ありませんか?
SONYが強し!
専門店として,「売上個数」というデータがあるのは強みです。
安価でコスパが優れたモデルは「個数」としては出るのでしょうが,「金額」となるとある程度金額が嵩む方が強くなるでしょう。
一体どのあたりの機種で「価格」と「性能」の忖度が起こるのか…。
まずは売上金額。
第1位 SONY WF-1000XM3
第2位 SONY WH-1000XM3
第3位 EMPIRE EARS Legend X Japan Gold
第4位 Jabra Elite Active 65t Copper Blue
第5位 SENNHEISER MOMENTUM True Wireless
次は売上個数。
第1位 TaoTronics TT-BH026
第2位 TaoTronics TT-BH07
第3位 intime(アンティーム) 碧(SORA)-Light
第4位 SONYWF-1000XM3
第5位 SONY WH-1000XM3
まずもって感じるのは「SONYの強さ」です。
特に,売上個数において,「TaoTronics」の製品や「碧」は数千円台のコスパを求めるモデルです。当然「数が出てなんぼ」の商品。
しかし,SONY機は両方とも3万円を挟んだ値付けがされており,一般的な感覚では十分高級機の位置付けです。
これだけ個数が裁ければ,当然「金額」ではワンツーフィニッシュとなりますね。
ここではっきりとした「2019年」の傾向が読み取れますね。
ズバリそれは「ノイズキャンセリング」。
ノイキャンを1つの絶対条件とした上で,音響メーカーとしてのSONYの信頼の上に成り立った売上が,この数字を作り上げたということです。
これだけはっきりと結果が出ると,何だかすがすがしい気分にもなりますね。
個人的お薦め「ゼンハイザー」もランクイン
本ブログでの絶対的お薦めは,イヤホンでは「MOMENTUM True Wireless」,ヘッドホンでは「MOMENTUM Wireless3」です。
その実力についてはこれまでに幾度となく書いてきましたので,興味のある方は過去記事をご参照ください。
そして,「MOMENTUM True Wireless」は「金額ランキング」の第5位に,「MOMENTUM Wireless3」も「ワイヤレスヘッドホンランキング」の第4位にランクインしております。
こと音質に関しては,2019年は「ゼンハイザーの底力」を見せつけた1年だったと考えています。
さあ,2020年は,「MOMENTUM True Wireless」のノイズキャンセリング版を待っていますよ!
音質そのままで,そこそこのノイキャン性能を携えていたなら,音質重視のユーザーにとっては「待望の逸品」となること間違いなしです。