第4のキャリア「楽天モバイル」,本格的にスタート!
ついに,「第4のキャリア」楽天モバイルが,4月8日をもって正式に始動しました。
「UN-LIMIT」をテーマとしながらも,自前の回線網が殆ど整っていなかったり,auのローミングを使用した際には通信量が2GBに制限されるなど,その「LIMITぶり」を遺憾なく発揮したスタートとなりました。
しかし,「2,980円」という価格は大きな魅力ですし,1年間料金無料という飛び道具もあり,個人的には「もし課題がクリアになるのなら楽天を試したい!」という思いももっていました。
その「課題」とは,
・2GBという,auローミング使用の際の通信量の少なさ
・iPhoneでの使用ができない
という点。
しかし,4/8の正式開通にあたり,このうちの「2GB」という通信量の条件が随分とゆるくなることが発表されました。
auローミングで使用できる通信量が「5GB」に増加します!
4月22日から大きな改善!
この度改善されたのは「通信量」だけではありません。
au回線での通信量を使い切った後の速度制限が,128kbpsから1Mbpsへと向上します。
「5GB」という通信量は,動画をガンガン観るような使い方をしなければ十分な量といも言えますし,「1Mbps」という通信速度も,「制限がかかっている」という認識であればまあまあそれなりの速度が保証されているという考えもできるものです。
「制限を超えると使い物にならない」という最悪の事態は避けたかったのでしょう。英断だと思います。
これでもし,iPhoneに正式対応し,回線のみの契約を認めてくれるのであれば,eSIMのサブ回線として使用しながら,楽天独自の回線が整うのを待つ…という展開も視野に入れることができるのですが…。
現状では,その2つとも正式には認められていないようです。
裏技も!
しかし,裏技を使用してiPhoneでの利用を探っている方々もいるようです。
この記事を見ますと,まずは一旦楽天の認める端末との契約をした後,「SIM変更」をするという工程を入れることで,iPhoneに楽天モバイルのeSIMを認識されるという裏技の用です。
この方法では,まずもってeSIM対応の最新モデルのiPhoneが必要という決定的な制限が付きますね。
さらに,eSIMは割と簡単に認識するようですが,通話ができないという制限もかかるようです。
また,そもそもiOS対応の通話アプリ「Rakuten Link」が存在しませんので,eSIM単独では通常での通話がかなわないことや,登録料無料等の各種割引が受けられないというデメリットも存在します(回線開通後,「Rakuten Link」で通話することで割引を受けるというシステムになっているため)。
やはり,現状では壁が高すぎる印象があります。
楽天のSIMが,どんな機種にでも使用できるような体制をいち早く構築することが,楽天モバイルの生命線となりそうです。そう,もちろんiPhoneの対応ですね。
後は,「端末持ち込み」でのSIMのみ契約も認めていただきたい!
この2点がクリアできれば,「是非試したい!」というユーザーが一気に増えるように思うのですが…。