「WatchOS7」でApple Watchが覚醒する?
8月も後半に入り,いよいよ9月のApple発表会が視野に入ってきました。
今年は,Apple WatchとiPadが9月,iPhoneが10〜11月と,発表や発売が分散化するとの噂で持ちきりですね。
さて,本日はApple Watchのお話。
どうも最近のApple Watchは,本体の進化が滞っており,なかなか微妙な状態にあると考えています。それをカバーしているのがWatchOSの進化なのですが,今回のWatchOS7にしても,ヘルスケアの充実ばかりが取り上げられ,「Watch」としての魅力を輝かせるには至っていないのでは…と考えておりました。
まあ,唯一の救いは「盤面」のカスタマイズが一気に進むということでしょうか。
しかしこの度,OS7がpple Watchを根本的に快適にする…とも思える情報が飛び出しました。
WatchOS7は,Apple Watchのレスポンスを劇的に改善させる?
常時点灯の「待機時」からもワンタップでアプリ起動!
記事によると,
Apple Watch向け次期OS,watchOS7では,最新モデルに買い替えなくてもよく使うアプリの起動が高速化する。Apple Watch Series 5では,常時表示機能の性能をフルに引き出すことが可能になる
とのことです。
アプリ開発者のフェリックス・ラパルメ氏(@lap_felix)が,watchOS6とwatchOS7を比較した動画をTwitterに公開おります。それがこちら。
I just realized why watchOS 7 feels so fast: it doesn't wait for a second click before starting a digital crown click animation. And if a second click is detected, it just chains in the new animation and transitions smoothly 👏👏👏
— Felix Lapalme (@lap_felix) June 27, 2020
I wish iPhones w/ home buttons worked like that pic.twitter.com/FNxEqJySii
どうですか?
もはや「劇的」という言葉がふさわしいほどの豹変ぶりです。
具体的に言えば,
①アプリ起動,スワイプ等の画面切り替え等の単純な操作が「あっという間」に行えるようになった
②常時点灯時のリフレッシュレートを下げた「待機時」から,ワンタップでアプリの機能や画面切り替えができるようになった
ということです。
①に関しては,これまでApple WatchやWatchOSが進化してきた過程で,少しずつ操作上のもたつきや引っかかりのようなものが少なくなってはいましたが,それでもiPhoneと比較すると不満が残る状態でした。
しかし,Twitterの動画を見ると,まさに「iPhone級」ともいえる動作感になっています。これだったらノンストレスになることでしょう。
②に関しては,これまでは大いなる不満でした。
「常時表示」ができるようになったAppleWatch Series5でしたが,一旦リフレッシュレートが下がった「待機状態」になると,基本情報は表示されているものの,その状態で画面をタップすると「待機解除」になって画面が明るくなるだけで,アプリを起動させるためにはもう一回タップする必要がありました。
これが実にストレスでした。手首をひねったり画面をタップしてもスリープ解除にならないことも多かったですし…。
しかし,WatchOS7では,スリープ状態の画面でも,タップすることでアプリが起動するようになるようです。つまり,「ワンタップでアプリ起動」となるわけです。
加えてスリープ状態でも画面をスワイプして他の画面を見ることもできるようで…。さらに,アプリや画面切り替えの反応が向上するわけですので,私は,
「ようやくスマートに使えるスマートウォッチのスタートラインに着いた」
とさえ考えます。
あとは,
・Series6のCPUが向上し,更なる使い勝手向上に繋がっていること
・常時表示時のバッテリーのもちの悪さが改善していること
が,「絶対条件」ですね。
ここさえクリアできたら,OS的にも,デバイス的にも,後々「神アップデート」といわれるようになるかもしれません。