BOSEと言えばノイキャン…の期待通りとなるか?
BOSE「QuietComfort Earbuds」のレビューをしております。
前回は,「開封,ペアリング,フィッティング編」をお届けしました。
時代に逆行するかのような本体や充電ケースの大きさなわけですが,その分,音質やノイキャンが優れていれば,私としては全く問題ありません。
というわけで,今回は2つの注目ポイントの1つである「ノイズキャンセリング」について。
これは驚き! ついにAirPods Proを超えた
結論からいえば,ついにAirPods Proを超えました。
これまで,様々なノイキャン完全ワイヤレスイヤホンが登場し,「音質重視でノイキャン弱め」「ノイキャン重視で音質そこそこ」という両極端な棲み分けができつつある昨今ですが,こと「ノイキャンの強さ」で言えば,Appleの「AirPods Pro」が王者として君臨していた感があります(音質は最悪ですが)。
AirPods Proといえども,高音や人の会話等の音は入ってくるのですが,何せ低音部のノイキャンがかなり強く,外部音のせいで音声が全く聴き取れない…ということはまずありません。
そんな場面では,「ノイキャンの有効性」を強く感じます。全てを消す…ということではなく,「聴きたい音を守る」とも表現できるでしょうか…。
さて,従来からノイキャンにおいては定評のあるBOSE。
その最新鋭ノイキャン完全ワイヤレスイヤホンということで,当然「QuietComfort Earbuds」への期待は高かったのですが…。
その期待を裏切ることはありませんでした。
最強を誇ってきたAirPods Pro超えです!
特に違いを感じるのは,「低音部」です。「とてつもない」と感じていたAirPods Proの低音部のノイキャンを超えるのですから,イヤホンとしてはこれ以上無いほどの性能と考えることができます。
高音部に関しては,AirPods Pro同様意外なほどに侵入してきますが,それでもやはりAirPods Proよりは効果が一段高いような気がします。
ホワイトノイズもありませんし,「ノイキャン効果」を一番に考えているのであれば,自信をもってお薦めできる性能を有していると断言できます。
やはりヘッドホンのノイキャンはすごい…
「イヤホンとしてはこれ以上にないほど…」
と,先ほど書きました。
そう,やはりヘッドホンのノイキャンの強さは絶対的…と,今回改めて感じさせられました。
ヘッドホンのノイキャンとしては比較的弱め…といわれているゼンハイザーの「MOMENTUM Wireless3」と比較すると,ダントツで「MOMENTUM Wireless3」の効果の方が高いです。
SONYの「WH-1000XM4」と比較すると,言わずもがな…。勝負になりません。
「ノイキャン性能第一」
という考え方であれば,どんなにイヤホンの中では優れている本機であっても,選択肢には入ってきません。ヘッドホン一択です。
「イヤホンの機動性が必要」
という場合においては,ことノイキャンの効きを最優先するのであれば,本機が間違いなく最優先されるべき機種となるでしょう。
次回は「音質」について…。
う〜ん,判断がなかなか難しい…。