「4K」として検索された動画の画質にばらつきが…
我慢しきれずに「MacOS Big Sur」へと早々にアップデートしてしまいました。
不具合が非常に怖かったのですが,幸いにトラブルは起きておりません。現在のところは…。本当によかった!
さて,「MacOS Big Sur」に少しでも早く移行したかった最大の理由が,「4K動画視聴」であったことは,昨日お伝えしました。
「Mac Pro + Pro Display XDR」の環境を,ようやく活かすことができるようになったわけですが,Netflixの動画をちらちらと試し観していくと,ある違和感を感じました。
検索で「4K」として表示される動画内で,明らかに「画質差」が生じているのです。
美しいものは非常に美しいのですが,
「あれ,これHD画質と何が違うのかな…?」
と首をひねるものも数多く。
この点についてネット上で調べてみると,意外なことが分かってきました。
Netflixの「検索」は当てにならない!
まずもって,Netflixの4K動画を探す手法として広がっているのが,「検索」に「4K」と入力して調べる方法です。これ,「UHD」と入力しても同様の結果が出るようですね。
それでです。
この方法で調べると,約300ほどの動画が一覧となって出てくるわけですが,この中にはどう考えても4Kとは考えられない旧作の映画タイトルが混ざっていたり,試しに観てみてもHD画質と変わりが無い…という動画が非常に多く混在しているのです。
ネット上では,この方法が「Netflixで4K動画を探す方法」といて一般的に拡散されているようですが,どうも納得がいきません。
そこで更に調べてみると,以下のような記事を見つけました。
Netflixの4K動画を紹介するブログなのですが,なんと,こちらで紹介されている動画数は,僅か「42作品」なのです(2020年11月12日現在)。
「300」と「42」では偉い違いです。
そもそも何故このような混乱が起こるのでしょうか?
Netflixからの動画画質情報が足りない!
答えは簡単。
Netflixが,「4K」「HDR」といった明確な表記をしていないからです。
一部情報では,「PC上では表記されないが,iOS等のアプリでは表記される」という情報がありましたが,私の環境では,明らかに4K画質になっているのに,アプリ上でも「HD」となっているものばかりでした。
本当のところはどうなんでしょうかね?
最近では「4K」をひとつの売りにしているNetflixですが,どうもうさんくささが漂います。
実際,先の「4K検索」では,4Kではない「HDR」の動画も検索されるようで…。勝手にかさ増しして表示するのは,どう考えてもおかしいでしょ?
利用者を惑わすような情報提示の仕方は改めてもらわなければ困ります。
今後はますます4Kでのリリースが増えてくることが予想されます。個人的には,12月10日に全世界同時公開予定の「今際の国のアリス」。
この作品に関しては,こちらのインタビュー記事から,「4K・5.1ch」で制作されていることが明言されています。
しかし,今後もこのように自分で情報を探さなくてはならないのでは,あまりに不親切。
「今後のNetflix作品は全て4Kで撮影する」
と明言したり,各表題に必ず「4K対応」を謳うなど,誠実な対応が求められます。
このままでは,
「4K作品の少なさをごまかそうとしてるんじゃないの?」
と揶揄されてもしょうがないのではないでしょうか?
プレミアム会員には「1,800円」という代償を支払わせているのですから,少なくても安心して使用できる環境だけは整えていただかないと困ります!