Adobe「lightroom」がM1 Macに正式対応!
その高性能ぶりと,卓越したコストパフォーマンスのよさが,市場ではっきりと認識された感のある「M1 Mac」。
先日は,2021年→2022年における高性能Macに関するロードマップも話題に上りました。
ここまでM1 Macが好意的に認知されるに至ったのは,単に高性能だからではありません。
当初懸念されていた,「Rosetta2におけるエミュレート下での動作」や「アプリの対応」の問題点が,解決されつつあることが大きいでしょう。
まずもって,Apple Siliconに正式対応していないアプリをRosetta2下で動作させた際も,著しい性能低下が認められなかったことは非常に大きいですね。「そこそこの動作が保証される」ことで,Apple Siliconに対する敷居がだいぶ下がったのではないでしょうか?
また,「なかなか進まないのでは…」とも考えられた,Intel対応アプリのネイティブ化も,思ったより順調に進んでいるようです。
そんな中…。
いよいよAdobeが動き始めました。
「lightroom」が,M1 Macにネイティブ対応です!
「巨人」が動けば,後はついてくる!
記事によると,
Adobeはクラウドベースのフォトサービス「Adobe Lightroom 」をバージョン4.1へとアップデートし,M1チップ搭載Mac上でもネイティブに動作するようになったことを明らかにしました
ということです。
今回のアップデートでは,M1だけではなく,ARM版のWindows10にも対応したようです。SoCチップのくくりでの対応が可能なのであれば,他のアプリも同様の対処が進むのかもしれませんね。
PC界における「Adobe」の影響力はとてつもなく大きいですね。
特に,今回の「lightroom」をはじめとして,「Photoshop」「Illustrator」「Premiere Pro」等,画像・映像の編集に関する部分では,最大手ですので…。
そんなAdobeがこれ程までに早くApple Siliconに対応したことで,ますます M1へのネイティブ対応の流れが加速することになるのは間違いがないでしょう。
Adobeは,「Photoshop」のM1ネイティブ化に関しても「2021年初頭」の対応を宣言していますので,これに「Illustrator」「Premiere Pro」等も続いてくれば,一気にMacの戦力が整うことになりますね。
iMac登場の2021年が勝負!
Adobeのアプリをがっつり使い込むとなると,当然iMacやMac Pro等のハイパフォーマンスデスクトップが想定されます。
Appleとしても,iMacを2021年,Mac Proを2022年というスケジュールで投入する腹づもりとみられていますので,iMac登場前までに前述したAdobeアプリが勢揃いしていたら,相当な強みになり得ます。
当然,もうひとつの「巨人」であるMicrosoftも,現在beta提供しているOfficeアプリを,早々にも投入してくるでしょうから,やはり「AppleSilicon Mac」の未来はこれまで想像されていた以上に明るいものになるのかもしれませんね。