2020年の「買ってよかった」ベスト3は?
先日は,「2020年に買って良かったもの紹介」前編をお届けしました。
今回はいよいよベスト3です。
「1位」はやっぱりアレ…
第3位「CASIO Privia PX-S3000」
コロナ禍のために家で過ごすことが多く,ふとやってみようと考えたのがキーボード演奏。
学生の時に家にあったピアノで少しだけ練習したことがありました。
とはいえ,私にピアノの経験があるわけではありませんし,楽譜が読めるわけではありません。もっぱら「コード弾き」なのですが,自己満足で楽しんでいたわけです。
数十年ぶりに思い立った理由は,AppleMusicでどこでも音楽を楽しめるようになったこと。つまり,書斎で「SONOS One + HomePod」という環境でストリーミング音楽を楽しんでいるところに,キーボードを突っ込んで,同時演奏したら楽しそう…ということです。
お安いキーボードも試して見たのですが,結局鍵盤のタッチに満足できなくなりますし,ある程度弾けるようになると,演奏の質にも影響しますので,最初から今回紹介する「CASIO Privia PX-S3000」レベルのものを購入することをお勧めします。
先ほど申し上げたとおり,「コード弾き」しかできないわけですが,それでもアルペジオの仕方を工夫することで,結構気持ちよく弾くことができます。
また,私のような超初心者にとっては,黒鍵がたくさん出てくるようなコードが早いテンポで進む曲は結構難解。練習することで上達していく,心地いい感覚を味わうことでできます。
「YOASOBI」「ずっと真夜中でいいのに。」などの最近のはやりの曲はリズムも独特で,急な転調もあり,スムーズに弾けるようになったときには満足感を得ることもできますよ。
また,この手の電子ピアノの最大の「旨み」は,「トランスポーズ」機能が付いていること。本体で転調させることで,比較的簡単なコードで演奏することを可能にしてくれます。
まあ,最近の曲は途中で転調することが多いので,結局どこかで黒鍵ばっかりの難しめのコード進行をする部分が出てくるのですが,サイト上にある「コード譜」を掲載してるサイトを参考にして,オリジナルの曲のキーのまま演奏できるのはありがたい限り。
この「転調」,当然ピアノだったらできませんので,私ような超初心者にとっては神機能です。
音楽を「聴く」だけでなく,「演奏」してみる…。
明らかにギターよりも壁が低いです。楽譜が全く読めない方々…。挑戦してみてはいかがでしょうか?
第2位「Canon EOS R5」
恐らく,いつもの年であればダントツで1位になるであろうR5が,今年は2位です。
昨年,EOS RPを購入したことで,再び火が付いたデジカメへの興味。追加で「RR 50L f1.2」を購入してしまったことで,R5購入への道筋が付いてしまいました。
それくらい50Lの写りはえげつないものでしたので。
驚くべき争奪戦を経て,幸いにも1週間ほどの遅れで手にすることができた「EOS R5」(年末に,相当数の入荷があったようです)。
それまで利用していた「EOS 5DMarkⅡ」から飛躍的に増加した「4500万画素」という画素数も魅力的でしたし,瞳AFの威力にも驚かされました。
コロナ禍で,マスクを付けている人に対する瞳AFの弱点が浮き彫りになりましたが,高速シャッター,内蔵手ぶれ補正等の技術の高さも前機種とは桁違いで,以前よりも余裕をもって撮影ができるようになっております。
また,RFレンズと組み合わせた際の描写力やピント精度がとんでもないことになっており,正に「新基準」を感じられるカメラです。
2021年,是非とも「RF35L f1.2」を出していただきたい!
第1位「Mac Pro + Pro Display XDR」
そして,第1位は,どうしてもこれになるでしょう。「Mac Pro + Pro Display XDR」という組み合わせです。
これ,やはり単体ではなく,組み合わせで考えたい両機種です。
自分にとっては限界に挑戦してのスペックを盛りました。
まあ,恐らくは私の使い方ではあまりにもオーバースペックなのは分かります。しかし,やれるのであればやってみたかったのです。いいんじゃないでしょうか…1回切りの人生ですので。そもそも本ブログもそのようなコンセプトで始めたものでしたし…。
という自分自身への言い訳はさておいて,当然6月の購入後,どんなに重い作業をしても,ストレスを感じることはありません。CanonDPPの編集においては,さすがにアプリの限界を感じますが,本機でダメだったらこれ以上は望めないわけで,そのような意味においても覚悟が決まるMacと言えます。
また,デスクトップMacということで,MacBook系で限界を感じる拡張性や周辺機器との接続という面でもノンストレス。Thunderbolt端子に様々な機器を接続して…という使い方が何の問題もなくできます。更に,冷却性能がダントツで優れているということが静粛性に繋がり,今年の猛暑の中でも気持ちよく作業を行うことができました。
様々な面でiMacで感じていた「限界」をクリアした機種となります。
また,Mac Proを語る上で外せないのが「Pro Display XDR」です。
32インチの画面の前に座ると,一気にMacの世界に引きずり込まれる感覚を味わえます。「4K+HDR」クラスの映像をデスクトップ上で観る快感といったらありません。
MacOS Big Surで「解禁」となったNetflixま4K表示で見た「今際の際のアリス」は,これまでにないほどの美しさと迫力でした。
EOS R5の画像をDPPで編集していても,その色再現性の緻密さには舌を巻きますし,信頼性という部分ではこのディスプレイに勝るものはないでしょう。
「Mac Pro + Pro Display XDR」の前にだったら,何時間でも座っていられる…という感じです。実際,休日などには,昨年度のベストバイにも入った「ミラ2チェア」に一日中座っていることもあるくらいです。腰に爆弾を抱えている私を支える「ミラ2チェア」,相当にエグいです!
Apple Siliconの登場で,このMac Proにも「次」が見えてきました。
「ちょっと早すぎじゃない?」とも思いますが,とりあえず時期Mac Proの登場までは,現行Mac Proとの生活を楽しみたいと思います。
しかし…。
2021年,新型iMacに搭載されるApple Siliconの性能が非常に気になりますね。
もしかすると現行Mac Proの性能を超えてくるかもしれません…。
さあ,2020年も締めくくりです。
2021年は,どんな出会いが待っているのでしょう。
今年は,「イヤホン・ヘッドホン」のランクインがありませんでした。それだけ昨年1位の「MOMENTUM Wireless3」が素晴らしすぎる…ということなのですが,是非ともこれを超えるものが出てきてほしいものです。
「#買って良かった2020」