時期iPhoneProは高リフレッシュレートディスプレイ搭載決定か?
販売が絶好調なiPhone12シリーズ。
その中でも「Pro」の人気が高く,「mini」が低調で,それぞれの増産・減産が行われるようです。
この記事の中でも書きましたが,5G化,MagSafe充電対応,カメラ部の進化以外での大変化はないようにも見えるiPhone12シリーズが,Appleの予想以上に好調である理由が今ひとつ納得できないような気も…。
5G網も満足に使えない状態での12シリーズの評価自体も,なかなか難しいと思いますし…。
今後,5G網が充実してくると,恐らくは「バッテリーもち」の問題がぶり返してくることが予想されます。
本来であれば,iPhone12 Proには,120Hzの高リフレッシュレートディスプレイを搭載したかったようです。しかし,5G通信による電力消費の増大を考えると,ディスプレイには省電力性に優れたLTPOを採用する必要がありましたし,そもそもiPhone12シリーズには省電力性に劣る旧式のモデムしか無搭載できなかったという現実がありました。
様々な現実が重なり,iPhone12シリーズには高リフレッシュレートディスプレイを搭載できなかったばかりか,5G時のバッテリー効率において弱点を抱えているようです。
加えて,A14Bionicは,ビデオゲーム等の高負荷時のバッテリー減りが顕著という傾向があるようで…。
4G利用が中心の現在はともかく,今後に問題を抱えているのが12シリーズのような気がします。
そんな中…。
iPhone13 Pro(12S)にはついに,省電力性と高リフレッシュレートを兼ね備えたLTPOが搭載されるようです!
横並びの中で,どのように優位性を生み出すか?
記事によると,
iPhone12s Proシリーズ(仮称:2021年モデル)には,120Hzリフレッシュレートディスプレイが搭載される見通しであることを,業界の内情に詳しいDSCC(Display Supply Chain Consultants)の最高経営責任者(CEO)ロス・ヤング氏が,Twitterに投稿した
ということです。
このディスプレイには,低温多結晶酸化物(LTPO:Low Temperature Polycrystalline Oxide)が採用され,高リフレッシュレートと低消費電力とを両立しているようです。
しかし,気になることもあります。
まずもって,このLTPOを採用するのは何もiPhoneだけではないということ。
これらの機種に採用予定のようですね。
もはや有力メーカー勢揃い…という感じですので,iPhone13Proに採用されたとはいえ,それが他メーカーを圧倒する武器にはならないようです。
また,心配なのは,このLTPOが「Samsung独占」の生産になるということです。
せっかく,OLEDに関してはSamsungの寡占状態から「BOE」「LG」との競合状態へと移行できる目処が立った矢先だっただけに,
「またSamsungの尻に敷かれるのか…」
と,若干ヤキモキとした気分にもなります。
さあ,Appleは,この「横並び」の中,どのような戦略でiPhoneを売るのでしょうか?
むしろ本命は「13(12S)」なのでは?
ここまで考えるに,恐らく次期iPhone13シリーズ,特に「Pro」においては,結構なバッテリーもちが期待できるのではないでしょうか?
LTPOももちろんですが,次期チップとなるA15でも当然省電力性はアップするはず。5Gへの対応もしっかりと練り直されて誕生するはずですので,iPhone12シリーズから大幅な向上が見られるのでは…と予想します。
少なくても,iPhone史上最高のバッテリーもちを誇った,iPhone11シリーズ並みには仕上げてくるでしょう。やはりバッテリーもちは「正義」ですので,無条件にこの部分はありがたい!
加えて…。
iPhone13 Proでは,ディスプレイ下埋込み型Touch IDの搭載が現実味を帯び始めています。
これ,何気に「本命」はiPhone13(12S)Proなのではないでしょうか?
噂では,そのマイナーアップデートぶりから「13」ではなく「12S」というネーミングへの「格下げ」が噂されています。
しかし…。
実質的な使い勝手という部分で考えれば,「11→12」というアップデートよりも大きい向上ぶりとなるのでは?
安心して5G網を使えるバッテリー性能…
マスクをしていても快適にロック解除できるハイブリッド認証システム…
こうなると,iPhone13こそ,無印やminiではなく,「Pro」の人気が爆発する機種になりそうです。