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新型iMacから考える今後のMacのヒエラルキー〜「M1搭載」の意味とは?〜

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「M1搭載」の新型iMac

 大方の予想を裏切って,新型iMacが登場しました。
 Appleが「イベント」にこだわった理由もはっきりしましたね。 

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 さて,今回発表された新型iMacは21.5インチの後継機であり,今回は「24インチ」を搭載すことになりました。そして,言わずもがな「デスクトップ」のMacです。「AppleSilicon Mac」においては初めてのデスクトップ機。

 正直…。
 「M1」をそのまま搭載して現れたことは驚きです。マイナスの意味で…。これで,これまで想像していた「AppleSilicon Mac」の未来が若干変わってくるかもしれません。

 

だとすれば,27インチ後継iMacは「M1X」搭載か?

 まずは,これまで「AppleSilicon Mac」のロードマップに関して噂されていたことを整理してみましょう。

 当初発売されたMacBookAir/13インチProに「M1チップ」が搭載されたことにより,

「デスクトップであるiMacには,その強化版のM1Xと噂されているグラフィック強化版チップが載るのでは…?」

という考えが,ここまで支配的でした。
 つまり,

〇MacBookAir/13インチPro→M1
〇iMac24インチ/MacBookPro14・16インチ→M1X
〇iMac27インチ後継機→Tチップ+Apple純正外部GPU
〇Mac Pro→Tチップ上位版+高性能Apple純正GPU

といった具合。

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 今回Appleが,デスクトップ機であるiMacに,iPad Proにも搭載される「M1」を乗せてきたことで,今後のMacの構成が一気に読めなくなってきました。
 同時に,「24インチiMacであれば,"M1"で大丈夫」としたAppleの考え方にも疑問を感じます。確かに「M1」は高性能でしょうが,それでもその限界があらわになってきている中,iMacに使うなんて…ということ。MacBookだからこそ満足できる性能だったのではないかと考えるのです。

 今回24インチiMacに「M1」が搭載されたわけですので,考えられることとすれば,

「MacBookPro14/16インチと27インチ後継iMacにはM1Xが搭載される」

ということでしょう。
 これに関しては,以前,
「M1Xは,冷却性能によってかなりパフォーマンスに差が出るのでは…」
という記事をご紹介しました。

 これまでは,どうしてもMacBook Proよりも27インチiMacの方が性能では大きく上回る…というイメージが強かったため,両機のチップが異なるのではないかと考えて来ましたが,同じ「M1X」を搭載し,冷却性能の差でデスクトップたるiMacの面目を保つ…という戦略なのでしょうか?
 もしかすると,Apple純正GPUにおける差別化も加えることで,「デスクトップ」のアドバンテージを与えるつもりかもしれませんね。

 

強化版チップはMac Proのみ?

 ということは…。
 これまで「Tチップ」と言われていた,強化版Apple Siliconは「Mac Proにのみ搭載される」ということになります。

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 これで,Tチップが余程M1Xの性能を凌駕していないと,Apple Siliconの絶対的な高性能ぶりを示すことができなくなってきました。
 27インチ後継iMacにTチップの下位版を搭載させ,M1Xとの溝を埋める…というのが,チップやMacのヒエラルキーを構築する上では最も分かりやすいと考えますので,
「27インチ後継iMacとMac Proとの性能差が大きすぎないか…?」
ということが心配です。

 M1Xと思われるベンチマークが以前に流出しています。
 確かに高性能ですが,27インチ後継iMacのものとすると,正直物足りないように感じます。あくまでもMacBookPro14/16インチであれば満足できる…というレベル。

 27インチ後継iMacは,飛躍的な性能アップを期待するAppleのデスクトップ機ユーザーを満足させるだけのパフォーマンスを締めることができるのでしょうか?
 ちょっとばかり心配の種ができた…という印象です。

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