「Apple Silicon」の棲み分けが見えてきた?
いよいよAppleSilicon Macの登場が間近に迫ってきました。
ワクワクしますね。
今回登場するApple Siliconに関しては,「Air」「Pro13」「iMac21.5」等の後継機種,あるいは,Intel Macは残しつつ,新たにApple Silicon版を新設等,様々な憶測が流れています。
「IntelMacとApple Siliconの混在」は,従来のアプリへのフォローとしては必要なのかもしれませんが,当惑することになるのは「性能差」。
恐らく,Apple Siliconの方が「価格は安いのにかなり高性能」ということになりそうなわけで…。
「ネイティブの状態で,既存のアプリがどの程度動作するのか?」
という点も,非常に需要になってきそうです。
さて…。
これまでに話題になっていたのは,当初デビューすることになるであろう「標準性能Mac」に関して。
Apple Siliconの課題は,外部GPUを搭載するようなハイスペックデスクトップMacでも,トータルとして十分な性能を保証できるのか…ということです。
この度,デスクトップMacに搭載されるであろう「A14T」と呼ばれるチップの話題が来ています。
純正GPUとの連携が鍵か?
記事によると,
Appleは2021年発表をめどに,A14Tと呼ばれる新型Appleシリコン,コードネーム「Mt.Jade」を開発しており,筐体を刷新して登場するiMacに搭載するとの噂もある。そうした噂をもとにしたレンダリング画像が公開された
とのことです。
Appleが,Macのパフォーマンスに合わせて複数のApple Siliconを計画しているということについては,以前にも書かせていただきました。
また,iMac27インチ以上のグレードに相当する「外部GPU」を搭載するモデルに関しては,iPadPro等に使用される「A14X」ではなく,より高性能な別物を準備していることも噂されており,性能的に見て理に適っていると考えます。
「21.5インチ」の後継に関しては,「A14X」を搭載して間もなく登場…という情報もありますので,「A14T」がどのモデルに載るのか…ということにも注目ですね。
加えて,「外部GPU」に関しても「Apple純正」を考えているとの噂が根強く,Appleは本気で「Apple独自のMac」を造ろうとしているのだと思います。
先日リークされた「A14X」のベンチマークスコアを見ても,一定のスペックにおいては,すでにApple SiliconはIntelチップを凌駕するところまで来ているのは明白。
後は,「超ハイスペック」と考えられるチップと,それに応じたGPU性能を担保できるか…ということ尽きます。
iMac Pro,Mac Pro級のパフォーマンスを出すためには,Aチップの基本性能だけではなく,Apple純正GPUも超ハイスペックの性能を有していることが絶対条件ですし,それらがバランスよく,安定して動作することも要求されます。
そして,これまでのサードパーティー製アプリが安心して使えるのか…等,「ビジネス用途」にはそれなりの汎用性も求められますね。
「A14T」チップ。
非常に楽しみなのですが,いきなりそんなに都合の良い超ハイスペック機が誕生するものでしょうか?
この点については大いに疑問が残るところです。
まずは「MacBook系」の様子見か?
間もなく発表されるApple Siliconに関しては,「サブ機」としてお試しで購入するにはいいかもしれませんが,本格的に使用するとなると,勇気がいります。
ただでさえ新製品のトラブルが多い印象のMacです。
しかも,今回はMac史上にも残ろうかとも言える大変革。
ノントラブルでは済まないような気がするのですが…。