ついにiPhone13用OLEDの生産始まる!
先日,いよいよA15Bionicをはじめとする,iPhone13の各種部品の生産が始まろうとしている…という記事を書きました。
その他の部品の生産もこの時期に続々と始まっているようで,今回はOLEDパネルの生産状況に関する記事が来ています。
iPhone13用のOLEDパネルの生産が,SamsungとLGで始まった?
問題はスクリーン下Touch IDの有無
記事によると,
韓国メディアThe Elecが,iPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)用有機EL(OLED)ディスプレイパネルの生産を,Samsung DisplayとLG Displayが開始したと報じた
ということです。
Samsung Displayは5月中旬,LG Displayは5月末に生産を始めたということで,これは例年のスケジュールよりも早いということ…。
このスケジュールの前倒しは,「Appleからの要請のよるもの」だとされています。恐らくは,各種チップの需要不足が叫ばれる昨今の情勢を鑑み,「9月」というiPhoneの発売時期を最優先事項と考えるAppleが,有事に備え,早めの部品調達策を講じているものと考えられます。
もしかすると,OLEDだけではなく,その他の部品に関しても例年よりも早い生産開始を求めている可能性がありますね。
さて,iPhone13 Proシリーズにおいては,iPhone初の120Hzハイリフレッシュレートが可能となる「ProMotionディスプレイ」が搭載されるという噂です。このPro専用OLEDに関しては,Samsungの独占生産になると,記事では言及されています。
Samsungの技術力の高さがうかがえますね。
また,LGは5.4インチのOLEDの生産を行うようです。
ということは,現行iPhone12 miniの減産でディスコンの噂さえあった「5.4インチ」サイズのiPhoneが,iPhone13シリーズでは「生き残る」ということなのでしょう。
まあ,噂では「iPhone13シリーズ限り…」という説が有力ですが…。やはりiPhone13シリーズは12シリーズの「マイナーアップデート」という認識なのでしょう。
しかし,その「マイナー感」を打ち消すほどの決定的なインパクを与えそうなのが,「スクリーン下Touch ID」の存在です。
マスク装着時でもFace IDが効くように,iOSがアップデートされましたが,こちらはマスクをしていれば誰でもロック解除ができる…という,セキュリティー面で問題の残る対策でした。もちろん,近くにペアリングされているApple Watchがあれば…という条件をクリアしなくてはならないわけですが,危険性は少なくありません。
また,このマスク装着時では,画面のロック解除はできても,電子決済等の承認時にはFace IDを使用できない…という致命的な制限も残りました。
これはもう,Touch IDの復活しかありません。
これまで散々噂に上ってきた「スクリーン下Touch ID」も搭載を切に望みます。
13シリーズ全てなのか,それともSamsungが生産するProMotionディスプレイのみの機能なのか…という視点もありますが,少なくても「iPhone13 Pro」に関しては,指紋認証を復活させてもらいたいものです。