iPad Pro(2021)の能力解放のために…
「M1がiPadに搭載される!」
そのインパクトは強烈でした。
何せ,評判の高いM1を,iPad用にチューニングするではなく,「そのまま」搭載するというのです。
夢があります。
発売前から,
「問題はそのM1を使いこなす機会があるかどうかだ」
という声はありましたが,私はオーダーしました。
結果,現状としては,やはり,
「ソフトウエアレベルで,もっと現行iPad Proの能力を発揮できる環境を作らなければ,宝の持ち腐れとなる…」
という思いが強いです。
しかし,さすがにAppleが何の手も打たない…ということは考えづらいですから,今後ユーザーが納得できるようなアプリを発表してくれるのではないかと考えています。
さて,もうひとつ「宝の持ち腐れ」的な指摘をされているのが,「RAMの使用制限」に関する問題です。
いやいや,これは良くありません。
せっかくの高性能をこのような形でつぶしたら,ユーザーから突っ込まれるのは当然。Appleは何を考えていたのでしょうか?
まあ,さすがにAppleも対策を考えているようで…。
iOS15では,アプリが標準の割り当て以上のRAMを要求可能?
あとは魅力的なアプリの登場を待つのみ
記事によると,
OS15とiPadOS15のベータ2で,アプリが標準の割り当て以上のRAMを要求可能となっていることがわかった。iOS14とiPadOS14では,デバイスに関係なく利用可能なRAM容量が制限されていた
ということです。
これまでは,16GBのメモリを搭載しているストレージが1TBのモデルでも,5GBまでしか利用できないという謎仕様でしたので,これはさすがに対応してもらわないと困ります。
記事では,
開発者向けにリリースされたiOS15とiPadOS15ベータ2では、アプリが多くのRAM割り当てを要求可能となっている。
標準以上のRAM割り当てについてAppleは,アプリがシステムに対し,割り当てRAMを増やすと動作が改善すると通知することで可能となると説明している
としていますので,あくまでも普段は5GBの制限が残るものの,アプリ側がより多くのメモリを要求した場合に解除される…という方式のようですね。
このような制限をかけなければならないあたりが,Macとの違いということなのでしょうか?
Macと同じM1を搭載したのはいいですが,奇しくもタブレットの限界を露呈してしまったということのようです。
まあ,それは言ってもしょうがないこと。
今後は,RAMを思う存分使用し,M1を目覚めさせるようなアプリの登場を待つのみです。この手のデバイスなんて,スペックはさておき,結局は「何ができるか」が正義。
秋,iPadOS15の登場以降に,Appleがどのような形でiPad Proユーザーを納得させてくれるのかが非常に楽しみになってきました。