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Canon「PIXUS PRO-S1」+「EOS R5」が完璧すぎる!①〜純正同士の強みか? 思い通りの色が出る!〜

Canon「PIXUS PRO-S1」導入!

 先日、これまで利用してきたEPSON「EP-982A3」の色再現性がイメージ通りに決まらない場合がある…ということを書かせていただきました。 

 様々な調整をしてみたのですが、色味にばらつきがあるというか、バッチリ決まるときとそうでないときとの差が激しいというか…。

 また、「色の深み」が足りていない…ということは全体として感じていました。特に、赤・青・緑のような原色系。その中でも最も気になるのが「赤」です。赤が赤にならないというか、深み・濃度が足りないというか。これは、プリントのインク濃度を変えても同様の傾向が変わりませんでしたので、やはり相性なのだと思います。

 そこで…。
 前回迷っていたCanon「PIXUS PRO-S1」を購入することにしました。
 なんといっても純正プリンター。私が使用しているCanonRAW現像アプリ「DPP」のプラグインソフトウエアも用意されているようで、これでダメだったら諦めも付きますし…。

 現在「Mac Pro + Pro Display XDR」という環境ですが、この「Pro Display XDR」の映りに関しては、全幅の信頼をおいています。
「Pro Display XDRに映っている色を、プリントアウトでも…」
ということだけが願いです。

 さあ、一体どのような結果になったでしょう?

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赤が赤で出る! 感動の美しさです!

 今回導入したCanon「PIXUS PRO-S1」は、染料8色インク搭載のハイグレード機です。スキャナー等の機能は付いておらず、現在主流となる「複合機」とは一線を画すものです。

 顔料インクのプロ用プリンターを考えると、上がいくらでもあるようですが、比較的価格が近い「G1」も存在します。そちらも検討しましたが、やはり私のような素人には、インパクトのある染料インクが好ましいだろうと、S1の購入に至りました。

 各種ドライバー等は、現物が届く前にMac Proにインストールしておきましたので、本体が届いたらあっという間にプリントできる環境が出来上がりました。
 セットアップに関しては、Canonの方が断然手間がかかりません。エプソンでは、インクの噴き出しチェック等、かなりの時間を要したように記憶しています。

 さて、問題の画質ですが…。
 「感動」です!
 以前にもCanon製のプリンターを使用していた経験上、鮮やかな色再現性においてはエプソンが格段に上だ…と考えておりましたが、Canonの進化なのか、それともS1が上位機種だからなのでしょうか、とにかく素晴らしい画質です。

〇赤が赤としてしっかり出る。発色のしっかりとした原色系の色再現性、深みが優れています。
〇エプソン機よりも解像感がかなり上です。(これに関しては、DPPやDPPのプラグインソフトウエア"Professional Print & Layout"での設定が影響している可能性もあります。これは次回に…)
〇Pro Display XDR表示された色のイメージに非常に近い色味で印刷できます。
〇Canonのうたい文句そのままに、「黒の深み」が違います。

 色再現性が忠実であるだけではなく、深みのある色合い、優れた解像感によって、EPSON機で印刷したものよりも「立体感」が増して見えるのです。
 これが「感動」に繋がっています。

  実際に「PIXUS PRO-S1」と「EP-982A3」で印刷したものを比較してみましょう。プリントアウトしたものをiPhoneのカメラで撮影して…ということで、色味が完全に伝わらないかもしれませんが、大まかな違いを感じていただければと思います。

 どちらも、上が「PIXUS PRO-S1」、下が「EP-982A3」。

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 元々の花の色が「赤」ではなく、やや朱に傾いていますので、EPSON機が苦手とする被写体だと思います。この画像以上に本当のEPSON機の写真は色味が薄く感じられ、立体感が足りません(これでもDPP、プリンター設定で濃度を濃いめにしてます)。
 対する「PIXUS PRO-S1」は、赤成分の主張をしっかりとした上で、「朱」の色合いをしっかりと出してくれています。緑の成分もしっかりと出ているため、立体感が違います。

 こちらはアジサイ。f:id:es60:20210727142901j:plain
 反射失礼。
 一見して分かるのが、上の「PIXUS PRO-S1」の「青」がしっかりと出ていること。EPSON機はやはり色の主張が足りず、薄っぺらい印象を受けます。
 花のしべの一つ一つの解像感も「PIXUS PRO-S1」が上で、立体感の向上に繋がっています。

 また、この2枚を通じて言えるのは、Pro Display XDRに映し出されている色合いに近いのは、「PIXUS PRO-S1」だということ。
 ここまで違うとは…。
 びっくりしました。

 

やはり先入観はいけない!

 今回の経験で真っ先に考えたことは、
「先入観はいけない!」
ということです。

 色味に関しては、EPSON機が優れている…という先入観。
 カメラも、現像アプリもCanon製を利用しているのですから、プリンターも…という想像力に欠けていたのだと思います。

 また、この「PIXUS PRO-S1」が、昨年に発売された最新機種だということも忘れてはいけません。
 長らく、A3以上の印刷ができるプリンターの新製品が出ていなかった…ということで、このS1の性能が著しく向上していた…とも考えられます。

 何はともあれ、今回に関しては、「純正同士の勝利」といえましょう。
 次回は、DPPを介したプラグインソフトウエアの使い勝手と効果について…。

 

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