REALFORCEの打鍵感を超えた「打ち心地最強機」
これまで「REALFORCE for Mac」を使用してきた私が、HHKBを購入してみました。
REALFORCEとの「ラスボス対決」を意識したわけですが、これまではその独特のキー配列とキーマップ変更ツールの未対応(とは言っても、昨年の6月に対応していたのを見逃していただけですが…)故に、HHKBには手を出せないでいたという事情がありました。
前回は、そんな諸事情と、諸々のカスタマイズに関して書かせていただきましたが、最後の部分ですでに結果はお伝えしてあります。
結論からいうと、
「HHKBがREALFORCEを超えた!」
ということ。
その要因は「打鍵感」。
ただそれだけ…。
しかし、私にとってはこの打鍵感こそがキーボードに求める最重要事項です。
正直、いくら評判のHHKBとはいえ、REALFORCEを超えるということはないだろう…と高をくくっていた部分もあるのですが、「心地よさ」(もちろん私にとってはという範疇で)に関しては、ダントツの優勝でした!
最強の「スコスコ感」
その「私にとっての心地よさ」ということで言えば、ズバリ「静電容量無接点方式故のスコスコ感」です。
この「スコスコ感」という意味合い…。REALFORCEやHHKBを触ったことがある方であれば、すぐにイメージできると思います。
キーを押したときに、カチャカチャした感覚や、メカニカルな感覚が無く、「すうっ」と沈み込んでいくあの感覚…。いつまでもキーを叩きたくなるような、あの麻薬のような感覚です。
これ、REALFORCEやHHKBが採用する「静電容量無接点方式」によるものですが、もちろんキーボードの種類によって、その感覚が異なります。
同じHHKBにしても、私が購入した「Professional HYBRID Type-S」と、その下位モデルである「Professional HYBRID」とでは、打鍵感が全く異なるようです。
「打鍵感」については、Type-Sが非常に静か。帯する「無印」はカチャカチャと結構な音が響きます。
恐らくは、REALFORCEは、これらの中間。ややType-S寄り…というところでしょうか。
ただ、実際のREALFORCEと比べてみると、Type-S静粛性が極まっています。
また、肝心の「スコスコ感」ですが、この「打鍵音」と非常に密接に関係があるようで、Typeのふわっと沈んでいく感覚が無印よりも顕著であるというレビューが殆どです。
また、REALFORCEとType-Sの実際の比較でも、あれだけ打鍵感の良かったREALFORCEが霞んでしまうほどの「絶対的な差」を感じます。
REALFORCEの方は、ふんわりと優しく沈んでくれない…というか、打ち終わってからの跳ね返りの感覚にしっとりさを感じない…というか。
非常に象徴的な表現で申し訳ないのですが、「あの」REALFORCEが全く太刀打ちできないような差があるのです。
もはやこれだけで「買い」です!
次回は、独特なキー配置であるHHKB。
果たして、Mac環境において、REALFORCEからの乗り換えに障害はないのか?
私の感想を述べてみたいと思います。