iPhoneの「Pro」がスクリーン下Face IDを目指すのであれば…
いや〜、先日の、
「フラッグシップiPhoneは、スクリーン下Touch IDではなく"スクリーン下FACE ID"を目指す」
という予想記事は、非常に衝撃的でした。
あくまでも予想記事ではありますが、これ程の重要な内容に関して、しかもこの時期に、ガーマン氏ほどの方がいい加減な情報を提供するようには思えません。
先の記事内にも書きましたが、最も驚きなのが、AppleのFace IDに対する執着ですね。
iPhoneX登場以来、あくまでもAppleは、
「Touch IDよりもFace IDの方が優れている」
という主張を崩していません。
もちろん、生体認証の制度や安全性という意味で言えばそうなのでしょうが、コロナ禍における「Touch IDの重要性」を踏まえた上で、再度その考えを示し、あえてフラッグシップ機へのスクリーン下Touch IDの搭載を見送る…という方向性に至ったあたりに、Appleの信念の強さを感じるのです。
Appleとすれば、iPhoneのスリープ解除をApple Watchで可能にしたことで、
「利便性に関しては文句ないでしょ?」
といいたいのかもしれませんが、そもそもApple Watchがなければ対応できないわけですし、安全性や利便性の面では相当後退している簡易的な方法です。
この部分のユーザーとの気持ちのぶれに、どのように対応していくつもりなのでしょうかね?
さて、今回は、フラッグシップ機へのスクリーン下Touch IDを採用しない…という前提で話を進めます。

だとすれば…。
来年の「iPhone14 Pro」は、パンチホール化される可能性が上がったのではないでしょうか?
次のメジャーアップデート機で採用するとすれば…
「スクリーン下FACE ID」を採用するとなると、当然ノッチは消え、フルフラットスクリーンへと変身を遂げる必要があります。
これは、機能的にも、デザイン的にも、iPhoneにとっては非常に大きいアップデートになるわけで、いつ登場するのか…ということについてのヒントになり得ます。
今年登場予定のiPhone13シリーズは、12からのマイナーチェンジモデル。
だとすると、2022年登場の「iPhone14シリーズ」がメジャーアップデート機となるでしょう。
本来は、ここに「スクリーン下Touch ID」が搭載されるのでは…と考えられていましたが、Appleがフラッグシップ機に搭載しないのであれば、iPhone14と、そのマイナーアップデート機である「iPhone15(2023年)」のさらに次、「iPhone16(2024年)」に晴れてスクリーン下 FACE IDが登場することのなるのでは…と予想します。
ここで問題になるのは、
「だったら、iPhone14・15の生体認証はどうなるの?」
ということですね。
Appleは、あくまでもフラッグシップ機はFace IDにこだわる意向を表明していますが、さすがにすぐにスクリーン下FACE IDを実現するのは無理。
でも、iPhone13同様のノッチを残すのでは、iPhone14・15の魅力が大幅に削がれてしまいます。
「iPhone16」までの「繋ぎ」として、最も可能性があるのは、これまでも散々話題になっていた「パンチホール」を備えたiPhoneなのではないでしょうか?

iPhone14、「本命」から「繋ぎ」への転落…
iPhone13へのスクリーン下Touch IDが翌年に見送られそう…という情報が出てきた時点で、
「だったら2022年のiPhone14はとてつもないアップデート機になるのでは…」
と考えました。

しかし、今回の情報により、その最大の売りが無くなってしまったことになります。
しかも、すぐさまスクリーン下FACE IDに移行するのは、Samsungの例を見ても難しい…。
というわけで「繋ぎのパンチホール」を採用するのであれば、iPhone14のもつ意味合いが非常に弱まってしまうようにも感じます。
「iPhone13の購入は待って、14にするべきでは…?」
という意見も散見されていましたが、もし今回のようなロードマップで進むのであれば、iPhone16まではいつ購入しても、さして問題は無いようにも思えませんか?
