iPhone14、スクリーン下Touch IDは搭載されない?
コロナ禍でマスク使用が常態化する以前から、iPhoneへのTouch ID装備を熱望しています。
個人的には別にスクリーン下にこだわっているわけではなく、iPad Air4のような電源スイッチTouch IDでも構わないわけですが、どうもAppleはiPhoneでの電源スイッチTouch IDは考えていないようで…。
だとすればさっさと「スクリーン下Touch ID」実現に向けて動いて欲しいわけですが、ここに関してはどうも情報が錯綜しっぱなしです。
搭載されるのか、されないのか…?
双方の説が行ったり来たりしているのですが、ここに来てまた「搭載なし」という情報の勢力が増しているような気がします。
個人的にも、「なし」の可能性が強いかな…と考えるようになってきました。
いくら待っても搭載されない可能性
記事によると、
DSCCの最高経営責任者(CEO)ロス・ヤング氏が、iPhone14シリーズにはTouch IDが搭載されるのか、フルスクリーンiPhoneが実現するのはいつになるのかに関してコメントした
ということです。
具体的には、
「赤外線カメラがディスプレイ下埋込み型になるのが2023年か2024年、ディスプレイ下埋込み型カメラが搭載されるのが2024年か2025年」
と言及していますね。
同時に「iPhone14シリーズにTouch IDが搭載されることはない」と述べているわけですが、非常に不気味なのは、スクリーン下Touch IDに関しては何年に実現…というような具体的な言及をしていないという点。
最近の話題として、iPhone14 ProではFace IDカメラユニットの一部がスクリーン下に埋め込まれる…という情報がありました。そのような新機軸の動きをする中で、同時にTouch IDも埋め込むということは考えづらい訳で、iPhone14におけるTouch ID危うし…ということは以前の記事にも書きました。
これに加えて今回の記事。
赤外線カメラとインカメのスクリーン下埋め込みに関する情報が期限付きで掲載されております。2025年にかけて、これまでディスプレイ上に残されてきた各種ユニットが次々とスクリーン下に埋め込まれていくようですが、これと並行してTouch IDも…というのはなかなかに難しそうですよね。
昨年度来、
「そもそも"Pro"に関してはTouch IDを採用せず、あくまでもFace IDオンリーで行く」
という説もありました。
今回の記事は、この考え方をい思いっきり肯定しているように見えてなりません。
だとすれば、
「いくら待ってもスクリーン下Touch IDは実現しない」
という最悪のシナリオに突入してしまうことになります。
使い勝手の魅力度が下がるiPhone
iPhoneの最大の魅力は、「iPhone-iPad-Mac-Apple Watch」というAppleのエコシステムの連携性だと考えています。
最先端技術を搭載することがなくなったiPhoneですが、iCloudを介した連携の異様なまでの心地よさにはまってしまうと、そこから抜け出すのは難しいわけで…。
しかし、Android機が「折りたたみ機」「スタイラスペン使用」「スクリーン下Touch ID」「スクリーン下埋め込みカメラ」等、Appleが石橋を叩いて渡らないような技術に率先して取り組み、ようやく軌道に乗りつつあることを考えると、さすがに、
「Appleデバイスの連携とAndroid機の使い勝手のよさを天秤にかける」
ことを余儀なくされるような段階に入ってきた…と考えざるを得ません。
iPhone14があまりにも代わり映え無く、ユーザーに寄り添った機能を搭載しないのであれば、例えば「Galaxy Fold + Sペン」という道を真剣に探ることになるかもしれません。まあ、Macを使い続けることは確定ですので、現行のiPhone13 Proとの2台体制等、その戦略は練っていかなくてはなりませんが…。
秋に向け、いよいよ心構えが必要になってくるのかもしれません。