Galaxy S22シリーズも値上げするの?
先日、「iPhone14シリーズは値上げされる」という記事をご紹介しました。
値上げ額は「100ドル」。
日本円に換算すると、レートの関係で一万数千円になる可能性があるため、非常に厳しいと考えています。
ただでさえハイエンド機の価格が、Appleだけではないにせよ上昇傾向にあるのに加え、ハイエンドで圧倒的シェアを誇るiPhoneの価格が一気に100ドルも上がってしまうことになると、価格の上昇が既成事実になってしまいそうで怖くもあります。
そんな中…。
なんと、Samsungも値上げを考えている…という情報が来ています。
いやいや、やめてください!
何故か足並み揃う「100ドル値上げ」
記事によると、
KFC Simp氏(@chunvn8888)が入手した情報によれば、Galaxy S22シリーズの米国での販売価格は、Galaxy S21シリーズからそれぞれ100ドル(約11,550円)値上げされる
ということです。
これまでの予想では、S21と「変わらない」という見方もあった中での今回の情報。ちなみに、ストレージ容量等はS21と同程度…ということですので、もしこの値上がり情報が正しければ、基本的な部分での単純な値上がりといえそうです。
しかし、上の以前の情報もそれなりに信憑性がある書き方をしています。
「SamsungはGalaxy S22の販売目標台数を1,400万台に設定しており、それを実現するためにはユーザーにとって魅力的な価格設定が必要」
という部分。
Galaxyには、折りたたみスマホが強気の価格設定で売られている…という特別なお家事情があり、私としては、
「これまでのモデルの価格は上昇させずに、折りたたみスマホの価格を徐々に下げていく」
という戦略をとる者だと考えていました。
まあ恐らく、折りたたみスマホのほうは価格が下がってくるのでしょうが、S22と折りたたみスマホとの価格差が縮まることは、販売戦略上好ましいことなのかどうか…という問題もありますね。
それにしても…。
この降って湧いたような「100ドル値上げ問題」。
AppleとSamsungの値上げ情報が漏れてくる時期がほぼ同じということ、また、値上げ額も同額の「100ドル」であるということで、きな臭いを感じるのは私だけでしょうか?
確かにコロナ禍の半導体不足等の影響が出ている部分があるのかもしれませんが、特にAppleなどはこれまでで最大の利益をとり、時価総額でも世界最大のメーカーとなりました。
個人的には、ここは「値上げ」ではなく、価格を抑えたりむしろ値下げでもしてユーザーに還元すべき時だと感じるのですが…。
「100ドル」というのは、売上に直接響く額だと思います。
iPhoneで言えば、たとえはこれまで「Pro」を使用していたユーザーが「無印で我慢しよう…」と考えたり、「SEでもいいよね」と考えたり。
それって、企業にとってマイナスになることなのでは?
利ざやの大きいフラッグシップ機を大切に打っていく努力を忘れてはならないと考えます。