iPhone15シリーズの値上げが、他社の価格設定の試金石になる?
まもなく登場するiPhone15シリーズは、値上げが噂されています。
全機種値上げなのか、それともProのみの値上げなのか…という問題もありますが、Pro Maxに関しては200ドルの値上げもありえるようで、なかなか厳しいですね。
先日、YouTubeの「Appleが大好きなんだよ」さんでは、新型iPhone15を下取りありで購入した場合のシミュレーション動画も公開されていました。
世界的にスマホの売上げが落ちる中、AppleはiPhoneのフラッグシップ化を進めることで利益を確保する戦略に出ています。現状はそれが功を奏しているようで、他のAndroidメーカーが売上を落とす中、Appleだけは被害を最小限に抑えている点といった印象です。
そんな中…。
iPhoneの動向次第では、他のAndroid端末も値上がりか?…という記事が来ています。
ミドルレンジの機種を見直してもらいたい
記事によると、
iPhone15シリーズだけではなく、Google Pixel 8シリーズなど各社のスマートフォンのハイエンドモデルは今後、50ドル(税込でおよそ7,500円)〜200ドル(税込でおよそ30,000円)値上げされるとの予想を、リーカーのYogesh Brar氏(@heyitsyogesh)が投稿した
ということです。
Yogesh Brar氏が名前を挙げているのは、Google Pixel 8シリーズ、Xiaomi 14シリーズ、Galaxy S24シリーズですね。
氏の説では、今回の「iPhone15シリーズ」の値上げが売上にさほど影響を与えないとすると、それが「値上げがユーザーに受け入れられた」と認識するメーカーが多そうだ…ということです。
つまり、iPhone15の値上げは、全てのスマホメーカーの試金石になるかも…ということですね。
単純に考えると…。
スマホ全体の売上が落ちる中で利益を確保するとなると、企業にとって最もおいしいのは「利益率の高いフラッグシップ」で利益をとる…ということになるでしょう。
ユーザー側からすると、何でもかんでも高価格帯のデバイスに利益を乗せられることには大いに不満を感じますが、今後はますます企業側との思いの違いが出てくるのかも知れません。
そんな中で考えるは、
「ミドルレンジのスマホの魅力が増すといいな…」
ということです。
この1年で最も売れたミドルレンジスマホは「Pixel 6a」だという記事を先日見かけました。
「これで十分!」
という性能を有し、値頃感のある価格で提供される端末…。
是非ともAppleでも実現させてもらいたいものです。