Apple「Vision Pro」、最低ストレージ量は「１TB」？
発表はされたものの、発売し米国でも「2024年初頭」とされている「Vision Pro」。実際に世の中に出回るにはまだまだ超えなければならない壁がありそうです。
「Vision Pro」は、単純なゲーム対応のVRデバイスではなく、それこそこれまでのAppleデバイスで体験できることを仮想空間上で実現させようとするAppleの意欲を感じさせるデバイスになっています。
それだけに、これまでのデバイスでは考えられないような「基礎体力」が必要となるはず。
チップ性能も極上のものを求められるでしょうし、「見え方」についても実際のそれを超えるような超絶的な体験を要求されるでしょう。
加えて、「操作感」についてもごく自然なストレスフリーの感覚が必須のはず。どんなに体験できる内容が素晴らしくても、操作感に難があるのであれば興ざめですので…。
しかし、その分、ケーブル必須でモバイルとはほど遠い環境だったり、本体が異様なほどに大きくなったりと、
「自然な装着感や気軽な利用」
という面では全く期待できない仕様となっています。
更に…。
価格面でも、一般のユーザーが手を出しづらいものになっているのは誰の目からしても明らかですね。
そんな中…。
新たなスペック情報が来ています。
「4TB」モデルは60万円の予想？
記事によると、
仏メディアiPhoneSoftが、Vision Proの「設定」アプリで確認した結果、ストレージ容量が1TBであることが確認され、このストレージ容量はVision Proの高価な価格設定を考えれば最低限備えるべきものとし、2TBや4TBもラインナップされると予想している
ということです。
まあ確かに、純粋なモバイル機器とは言える状況にはない「Vision Pro」ですが、デスクトップMacのような「据え置き」デバイスではありません。
そのような機器が「1TB超」のストレージを積む…というのは驚きではあるのですが、Vision Proが実現しようとしている内容を考えると、
「1TBは最低限」
というiPhoneSoftの考えにも賛同できます。
iPhoneSoftは、「2TBや4TB」のラインナップの可能性のついて言及していますが、それも納得ですね。
というか、ストレージ量よりもチップ性能の方がウエイトが大きいと考えるのですがどうでしょう。
特に発売から数世代に関しては、CPU・GPUの性能が次々と陳腐化し、性能面と実際にできることとの間での整合性における課題も山積みとなることでしょう。
果たしてこのVision Pro…。
一般のユーザーが手軽に入手できるものに進化していくのでしょうか？
Appleのお偉いさん方の中でも、市場投入について意見が割れたと言われている代物です。下手に追いすぎると負の遺産になる可能性もあるデバイスだけに、Appleには慎重にことを進めてもらいたいと考えます。
