iPhone13 Proのバッテリーもち、11Proより相当悪いですが…
iPhone13 Proの最大の売りと行っても良かったのが、「バッテリーもちのよさ」です。
公称値はもちろん、動画再生やWeb閲覧のテストなどにおいても、iPhone12シリーズとの差は「歴然」とするのが一般的でした。
しかし…。
実際に1週間使用してみて、完全にこれまで私が使用してきた「iPhone11 Pro」よりも電池もちは悪いです!
もちろん、公称値をそのまま鵜呑みにしていたわけではないにせよ、ここまで悪化を感じてしまうのはいかがなものでしょうか?
スリープ時の減りが半端ない!
私が特に「悪化」と捉えてしまうのが、「スリープ時の減り」です。
当然スマホを仕様すればそれだけバッテリーも減るわけで、その分に関しては文句は言いません。
しかし、歴代iPhoneのバッテリーにおける最大の特徴は、
「スリープ時にバッテリーが減らない」
ことでした。
ここがAndroid機との絶対的な違いであり、私が一時期Android機に浮気した際にも、「戻ろう」と考えた最大の要因がこの点でした。
そして、この元来のスリープ時に余計なバッテリー減りがない…という利点に、使用時もかなりバッテリーが頑張ってくれる…という、iPhone史上最大というべきバッテリー革命を起こしたのが、iPhone11シリーズでした。
それがiPhone12シリーズになり、5G対応ということもあって、バッテリーもちに関する評判は芳しくないものばかりだったように記憶しています。
しかし、iPhone13シリーズは、新型の5Gモデムを搭載し、A15Bionicの省電力化も伴って、公称値においては大きくそのバッテリーもちが向上したことが伝えられていましたので、当然大いに期待しておりました。
乗り換え後1週間。
ここまでは、
「まだ最適化されていないのかも…」
と、自分の不安をかき消そうと努めてきましたが、もはや無理。
残念、iPhone13 Proは、iPhone11 Proよりも圧倒的にバッテリーもちが悪いです。
特に、元来iPhoneの美点でもあったはずの「画面スリープ時」の減りがヤバいことになってます。これまでであれば、画面をスリープした状態でしばらく過ごし、この後画面をONにしても、殆どバッテリーが減っていないことがデフォルトでした。
ところが、iPhone13 Proでは、画面をオンにするたびにバッテリーが減っています。
これまでは、「設定アプリ」内の「バッテリー項目」で表示されるバッテリー残量の棒グラフも、使うときには減るが、使わないとには減らないという「階段状」のグラフを描くのが相場でした。
しかし、iPhone13 Proの残量グラフは「右下がりの坂道」のように減っていきます。
また、当然、iPhone11 Proと同様の使い方をした上で、就寝時のバッテリー残量を比べると、大幅に悪化しています。
どちらもiOS15の状態での比較ですので、OSの影響でもありません。
iPhone13 ProはiPhone11 Proと比べてバッテリーもちがかなり悪い…。
少なくても私の場合は、隠しようのない事実です。
iPhone12 Proと同等とのテスト結果も
何故か、YouTubeさんたちはこの話題に触れていないのが解せません。
唯一、「Appleが大好きなんだよ」さんが、iPhone13 ProとiPhone12 Proとのバッテリーもち比較を行い、
「若干iPhone13 Proの方が悪い(実質的にほぼ同じ程度)」
という結果を出しています。
悪評高きiPhone12 Proと同等ということは、13 Proもたいしたことはないのだと思われます。
動画を続けてみたり…という場合には強みを発揮するのでしょうが、これまでのスリープ時の強さが無くなってしまったのでは、一般のユーザーにはマイナスでしかないのでは?
何故このような仕様になってしまったのでしょうか?
OSのアップデートでどうにかなるものなのか?
でも、11 Proではそれほど悪影響を感じませんので、私はハード的な問題だと考えております。
また、「ProMotionディスプレイ」のバッテリーもちへの影響に言及する方もいますが、私が最も違和感を感じるのは、「ディスプレイを表示していない」場合の話。
「たくさん使ってバッテリーが減る」のであれば全く問題が無いわけです。
このまま状況が改善されないのであれば、「地雷」を踏んだことになるかも…。
それとも、「5G対応iPhone」は、今後もこれがデフォルトなの?