「M1 Max」のメリットは限定的?
Appleデバイスの売れ方の特徴として、特に発売直後には、
「ハイエンド機に人気が集中する」
という傾向がありますね。
iPhone13でも「Pro Max」「Pro」から在庫が無くなり、無印は比較的余裕がありました。それでも今年は、無印も近年にない人気のようでしたが…。
この傾向は当然MacBookPro14/16インチでも同様でした。
今回は特に、「M1 Max」「M1 Pro」という新チップが登場したということもあり、「M1 Max」に人気が集中しているようです。恐らくは、「メモリ64GB/GPU32Core」という構成のオーダーが多いのではないでしょうか。
もし私が購入するのであれば、やはり「メモリ64GB/GPU32Core」で行きますね。
しかし、この「M1 Max」自体がオーバースペックである…という意見も散見されるようになってきました。冷静に日常の作業の負荷を考えると…。
それはそうかもしれませんが…。
動画編集での差が以外と小さい!
記事によると、
Luke Miani氏はYouTube上でM1 ProとM1 Maxを搭載したMacBook Proでさまざまなアプリやベンチマークを実行し、その差を比較したところ、CPUコア数が同等であればほとんどのケースでM1 ProはM1 Maxと同等の性能を発揮するという結果に行き着いた
ということです。
どうしてもスペックを追いがちなApple信者には耳の痛い情報なのですが、実際の結果は以下のようになったとのこと。
まずもって、ゲーム関連のベンチに関しては、「M1 Max」のメリットがはっきりしていますね。しかし、Macでのゲーム利用…ということ自体、メインとはなりづらい観点ではあります。
そして、MacでGPU性能を求めたい最大の要因とも言える「動画関連」ですが、「Final Cut Pro」「DaVinci Resolve」双方で、Maxのリードはほんの僅かなものになっています。
う〜む、これは結構意外な結果でした。
それでも「+44,000円」で夢を買いたい!
まずもって、これが本当に「Pro」と「Max」の性能的な差なのかということを知りたいですね。
アプリが新チップに対応すれば現状が変わるのか…については、先日も本ブログで話題にしましたが、Apple Siliconが新型になるたびにアプリ対応を求められるようではたまったもんではありません。実際はどうなのか真実を知りたいところです。
また、今回の新チップが「ProRes専用エンジン」を搭載して、Final Cut Proでのエンコードでも爆速となっているデータもありますが、ここでも「Max」の32Coreが生かされているデータがとれていないことも気になります。まあ、おまけ程度の差はありますが、「Pro」の2倍のCore数でほんのちょっと…という結果は残念です。
とまあ、現状では結構残念な結果にはなっていますが、もし私が購入するとすれば、やはり迷わず「+44,000円」を支払って「M1 Max」でオーダーします。
Macユーザーたるもの、ここで夢を買わずしてどうする…という、醜い精神論ではありますが、そもそもWindowsではなくMacを利用している段階で、単なるコスパではなく、操作性やデバイス連携等の実用性やロマンに投資しているわけで…。
これで、今後のアプリ対応やmacOS Montereyのバージョンアップ等で、Maxの力が最大限に発揮される結果が見てくれればそれでいいかな…と考えます。
何の変化も起こらなければ、それは問題だと思いますが…。
Appleさん、そこのところどうですか?