iPhoneのおかげで、ANKERが儲けている?
「iPhoneのおかげでANKERが儲けている…」
ということが書かれている記事を見かけました。
「風が吹けば…」というような話ではありますが、iPhoneに充電用の電源アダプターを同梱しなくなったことにより、ANKER製の電源アダプターを購入するユーザーが増加した…という顛末のようです。
非常に良質なスマートホン周辺機器を製作しているANKERだからこそだとは思いますが、それにしても「Apple様々」といったところかもしれません。
さて、この記事の本題は、スマホの充電が今後飛躍的に短くなるかも…という部分です。
MagSafe充電を推し進めているiPhoneのユーザーとしては、非常に気になるところです。
次世代GaN充電器でスマホ充電時間は20分以下に?
記事によると、
Ankerの最高経営責任者(CEO)がThe Vergeのインタビューに応じ、次世代窒化ガリウム(GaN)充電器によって、スマホの満充電にかかる時間は20分以下に短縮される、と語りました。
ということです。
Ankerは数年前よりGaN採用の充電器を販売していたようです。私も恐らくは初代?…のANKER製GaN充電器をもっており、現在も使用中です。
今年前半には同社が「GaN2」と呼ぶ第2世代GaN充電器を発売していたようで、こちらは小型ながら65Wでの充電が可能とのこと。恐らくは、Apple純正ではなく、好んでANKER製を使用している方も多いのでは?
そして、驚くべきは、Ankerは来年にはaN2よりもさらに小型かつ高出力GaN3充電器を発売する計画だということ。
スマホの充電時間は、「40W〜60W充電器で30分〜40分」、開発課噂されている120W級では「20分」ほどで満充電が可能なようですね。もしこれが実現したら、スマホの充電に革命か起きるのではないでしょうか?
Qi充電、iPhoneの端子レスはどうなる?
ここでどうしても考えてしまうのは、
「これまで推し進められてきたワイヤレス充電の動きは、今後どのようになるのか?」
「端子レスを目指すと言われているiPhoneでは、有線での充電がどのように扱われるのか?」
ということです。
特に、iPhoneの「端子レス化」については、もしAppleが、
「端子はなくす。今後は全てワイヤレス充電」
としてしまえば、ユーザーは有線での超高速充電の選択肢さえ奪われるわけで…。
2016年に全端子を「USB-C化」して結構な批判を浴び、MacBookPro14/16インチにおいて昔の仕様に戻さざるを得なかったApple。「完全端子レス」だって、やってしまう可能性は十分にあるのではないでしょうか?
しかし、本当に「20分」で満充電できるのであれば、私が今やっている「就寝時にMagSafe充電器にセットし、起床とともに取り外す」という、バッテリーに負荷がかかるような方法をとらなくてもいいわけです。
未充電の状態で朝を迎え、出勤前に充電をする…。
これで十分間に合う時間ですので…。
個人的には、超大出力の充電器、是非とも使ってみたいです。
もちろんスマホ側の対応も必要なのでしょうが、じわじわとした加熱が避けられないワイヤレス充電よりだったら、短時間で済む有線を選びたい…と考えます。
さて、Appleは今後のiPhoneの充電をどのように考えているのでしょう?
端子レス…。私はAppleのひとりよがりにも見えるのですが…。