「BALMUDA Phone」正式発表!
価格はお高めながら、独創的な視点での家電製造を行い、ブランドの価値を高めてきた「BALMUDA」。
そんなBALMUDAが、オリジナルのスマートホンを開発中…ということは以前から話題になってました。
そして…、ついにこのスマホが正式発表されました。
その名も「BALMUDA Phone」!
さすがのBALMUDAも、これでは…
BALMUDAのスマートホン…ということで、どのような「提案」をしてくれるのかと楽しみにしていたのですが、個人的には正直拍子抜けと言ったところです。
BALMUDAといえばまずはデザインですが、iPhone3GSにも似たラウンドデザイン。
別にラウンドデザインが悪いというわけではありません。iPhone13 Proはエッジが角張っていて、持ちやすさはiPhone11 Proの方が上だと思っているくらいですので。
しかし…。
では「BALMUDA Phone」のデザインに先進性を感じるかといえばそれは「NO」かな…と。ベゼルが薄いわけではありませんし、背面デザインがすっきりとしているわけでもなく…。素材もプラスチッキーで高級感もさほど感じませんし。
また、基本スペックが特段優れているわけでもありません。使用しているチップもハイグレードなものではありませんし…。
まあ、これが、ミドルレンジの価格帯で出てくるのであれば納得できる部分もあるでしょうが、価格が10万円を超えてしまっては既存のスマホとのスペック差がありすぎて、さすがに余程のBALMUDA好きでなければ、購入候補に挙がってこないのではないでしょうか?
素朴なデザイン、オリジナルのアプリはあれど…
まあ確かに、iPhoneやGalaxyのハイエンドのように、見るからに高級志向…というスマホに飽き飽きとしているユーザーも多いでしょうし、「チップはそれほど高性能でなくて十分」と考えている方も多いでしょう。
BALMUDA Phoneは、確かに素朴なデザインであり、握りやすそうでもありますので、「毎年のスペック競争に疲れた…」というユーザーに訴えかけるものはあるのかもしれません。
また、オリジナルのアプリを考案するなど、この「BALMUDA Phone」をどのように活用して欲しいか…というBALMUDA側の意図も分かるような気はします。
しかし…。
やはりお高すぎます。
また、所詮はAndroidOSを搭載した普通のAndroidスマホ。その範疇を越え、「BALMUDAのスマホの世界」を表現するにはかなり無理のある時代です。
結局は、
「使ってしまえば、他のAndroidスマホと同じじゃない?」
という声が多くなるのでは…と考えてしまうのは私だけでしょうか?
さて、どの程度売れるのか?
その結果が楽しみです。