AppleのARヘッドセットは30万円超?
AppleのAR/VRヘッドセットに関する噂は、数年前からくすぶっていました。
一時は開発中止…という情報も出回りましたが、いよいよそのデビューに向けて事態は動き出しそうです。
AppleのARヘッドセットの価格に関する情報が飛び出しました。
30万円超の可能性も?
果たして投資するだけの価値があるものに仕上がるのでしょうか?
問題は「何ができるか」
記事によると、
Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power One」で、Appleの拡張現実(AR)ヘッドセットの販売価格は2,000ドル台になるとの予想を伝えた
ということです。
「2,000ドル台」という表現はあまりにも範囲が広すぎるわけですが、場合によっては「30万円台」ということもあるわけで、そうなると高性能Mac並の価格になってしまいますね。
記事には、
ARヘッドセットの販売価格について、アナリストのミンチー・クオ氏は1,000ドル(約11万2,000円)程度、有料ニュースサイトThe Informationは約3,000ドル(約33万6,000円)と予想していた…
という記述もあります。
1,000ドル〜2,000ドル台ということで、あまりにも予想価格に開きがあることからも、リーカーの方々も、まだまだApple製のARヘッドセットについての情報をさほど持ち合わせていないのではないでしょうか?
そして、価格以上に気になるのは、
「一体何ができるのか?」
ということです。価格は当然その機能にも直結することになるでしょうから、「10万円」と「30万円」とでは、その面での期待値も変わってきますね。
第一世代に手を出すのは…
その登場時期としては、「2022年第2四半期」とする記事が以前にありました。
ということは、現時点で、その機能面に関しては大方固まっていることでしょう。
また、当初は以前のGoogleGlassのような「スマートグラス」的な用途が噂されていましたが、最近ではいわゆる「ヘッドセット」として取り上げられることが多くなっています。
ヘッドセット…となると、どうしてもWindowsのバーチャルゲームのような使い方を想像してしまいますが、Macとしてはゲームに大の苦手分野。単純に「ゲーム利用」とはならないでしょう。
だとすれば、Appleはどのような分野での活用を想定しているのか?
「30万円」という価格は、どうしてもゲームを楽しみたい層へのアピールにはなるでしょうが、ゲーム用途を外れるとなると、その金額を投資するユーザーは非常に限られてくるのではないでしょうか?
Appleの新製品としては、「HomePod」のように成功とは言いがたいデバイスも存在します。果たして、Apple版ARヘッドセットの活用法は、万人に興味をもって迎えられるような魅力的なものになるのでしょうか?
私としては、もちろん「使用用途」の吟味が大前提ではありますが、もし興味をそそられたとしても「第一世代」は手を出しづらいかと…。
現段階では、ほんの僅かな期間で陳腐化してしまいそうな技術ですし、金額があまりにも高価になりそうです。購入するにしても、第三世代ほど待ち、機能面、価格面でこなれてきたときに…ということになりそうな予感です。