「iOS、iPadOS、WatchOS、MacOS」が揃ってアップデート
先日行われた「macOS Monterey 12.2」のアップデートでは、スリープ中にバッテリー残量が減る…というトラブルに見舞われていることが報じられておりました。
なんでも、Bluetooth機器が頻繁にスリープ解除を引き起こしてしまうことが原因のようでしたね。
この問題、次の「macOS Monterey 12.3」で修正がかかるのでは…と考えられていました。
しかし…。
何と「macOS Monterey 12.2.1」のアップデートが急にやってきまして、このスリープ時の問題が解決されているようです。
Apple、フットワーク軽すぎ!
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こまめなアップデートがありがたい!
記事によると、
Appleが2022年2月11日、iOS/iPadOS15.3.1およびmacOS 12.2.1を公開した。
・iOS/iPadOS15.3.1では、重要なセキュリティアップデートが提供され、点字ディスプレイが応答しなくなることがある問題が修正される
・macOS 12.2.1では、macOS 12.2で発生していた、MacBookにおいてディスプレイを閉じスリープ状態にしてもBluetoothが動作し続けることでバッテリーが消費される不具合が修正される
ということです。
これまでは、Macの問題が修正されるのは、次の大きなアップデートである「macOS Monterey 12.3」だと見込まれていました。
次期アップデートでは、macOS Montereyの最大の売りである「ユニバーサルコントロール」が搭載されることになっており、すでにbeta版まで出回っています。
そんな中でバッテリー問題を解決するためのアップデートをマイナーアップデートとして提供するAppleの姿勢には感心しました。しかも、問題発覚からの迅速さも評価できます。
特にMobile用途において、スリープ時にバッテリーが異常に消費されるということは致命的なことではあるのですが、それにしてもこのタイミングで対応したAppleの取組は称賛に値すると思います。
まあ、そもそもがWindowsやAndroidOSに比べてこの手のバグが多いような気がするのですが(それとも問題が大きくなっていないだけで、同程度の問題はあるのでしょうか?)、Appleデバイス間の連携がウリであるAppleデバイスにおいては、問題が放置されることが波状的に大きな問題に広がる可能性をはらんでいます。
この部分で心配の種を与えないようなアップデートを行ってくれるAppleは、やはり危機管理ができていると言えるでしょう。
OSのありがたみと可能性を感じさせてくれるApple
近年のAppleを見渡すと、デバイスそのものの進化以上に、OSの進化によって可能になる機能の方が格段に増えています。
今後期待される「マスク装着時Face ID解除」「ユニバーサルコントロール」なんて、正にその代表格。WindowsやAndroidでは、この部分でのわくわく感がありません。
年に1回のOSのメジャーアップデート。そして、年に数回やってくる機能改善・追加のアップデート。これに今回のようなマイナーアップデートが加わり、AppleデバイスユーザーはAppleと意思疎通をするようにアップデートを重ねることができます。
そして、毎年デバイスを買い換えなくても、最新の機能が使える…という大きな利点がこれによって生じることになりますね。
最終的には、Appleから離れられなくなり…といういいのか悪いのか分からない状況を生むわけですが、少なくても現在のAppleの手法には大賛成です。
「マスク装着時Face ID解除」、楽しみにしてますよ!