ついに「iPod touch」が販売終了!
5月10日、「iPod touch」の販売を在庫限りで終了するとAppleが発表しました。
歴史的なデバイスがその姿を消すことになります。
歴史を変え、Appleを救うきっかけとなったアイテム
「音楽を持ち歩く…」ということを考えた場合、私のようなオヤジが思いつくのはSONYの「WALKMAN」です。もちろんカセットのほう…。
個人的には中学生の時に「WALKMAN2」を買ってもらって狂喜乱舞した記憶が残っています。
私は「iPod」を所有したことがありません。
音楽をダウンロードして聴く…という文化が浸透しだした後も、「CDから取り込んだWAV音源をWALKMANやDAPに入れて…」ということにこだわってきました。
「有線イヤホンで高音質を楽しむ」というこだわりをもってきましたので、どうしても音質に頓着しないAppleの考え方に賛同できなかった面が大きいですね。
しかし、世界の潮流はもちろん異なっており、WEBを活用して気軽に音楽を取り込むことのできるiPod・iPhoneは躍進し、SONYは沈みました。
音楽の楽しみ方を根本から変えたのがiPodでした。本当に偉大な機種だったと思います。
この後、iPodを取り込む形でiPhoneが誕生し、世界中を席巻していくことになります。
加えて、ワイヤレスイヤホンが登場してスマホで音楽を聴くことがスタンダードになりましたし、「音楽はサブスクで聴くもの…」という流れがここ数年で定着しました。
音質にこだわるユーザーも、Apple Music等のストリーミングサービスがロスレス/ハイレゾ化したことで、何の抵抗もなくストリーミングに切り替えることができるようになりました。
そう…。
全てのきっかけが、iPodと音楽配信サービスというAppleの仕掛けから誕生してるのです。
その機種が消える…ということで、非常に感慨深いものがあります。
次世代モデルの噂も何回か出ましたが、このまま販売終了なのですね…。
「なんだったら、販売終了記念として購入しておいてもいいかな…」
なんて考えたりもしています。