「MiniLED」が納期遅れの要因?
Apple製品の納期がどんどんと伸びています。
特に顕著なのが、M1 Pro/Max搭載のMacBook Pro。
発売当初からの大人気…という要因ももちろんあるでしょうが、一時改善の兆しが見えていた納期が、ここに来て一段と長くなっています。
特に中国のロックダウン問題が話題になり始めた3〜4月以降の悪化は顕著で、
「一旦は4月と告知されたMacBook Proの納期がいきなり6月に延びた…」
という例もあるようです。
そんな中…。
その大きな要因のひとつに「MiniLED」がある…という記事が来ています。
Apple用「MiniLED」の製造正常化は6月以降?
記事によると、
12.9インチiPad Pro(第5世代)や、14インチおよび16インチMacBook Pro用ミニLEDバックライトを供給するEpistarが、中国でのロックダウンの影響を受け5月の出荷数が減少、正常化するのは来月になるとの見通しをDigiTimesが報じた
ということです。
3月に発売されたMac Studioも、納期が「7〜9週間」ほどでなかなか改善していませんが、それにしても「悪化」する様子は見られません。
それなのにMacBook Proの供給が急速に鈍化しているわけでので、そこには「MiniLED」の供給問題があった…と考えるのは辻褄が合っているように思えます。
まあ、同じMiniLED搭載のiPadPro12.9インチの納期は「2〜3週間」で済んでいるので、当然それだけではないと思いますが、大きな要因のひとつになっていることは間違いなさそうです。
組み立て企業出家でなく部品サプライヤーも…
上海のロックダウンに関しては、これまで製品の「組み立て工場」レベルでの動員がかけられない…という話題がありました。
しかし今回は「部品サプライヤー」です。
ロックダウンの影響が「中国工業界全体」にまで広がってしまっている様子がうかがえますね。
現状、これに加えて「半導体不足」の問題も残ったまま。
人的にも、物品的にも足りていない最悪の状況と言えるでしょう。
果たして、記事で言う「6月」以降は本当に改善されるのか?
今後はAppleの新製品が続々と登場しそうな期間に入りますので、慢性的な品薄感はできる限り避けてもらいたいところ。
しかし…。
以前の記事にも書いたとおり、現状では、
「発売されたときが買い時」
という心持ちで望まないと、欲しいものがいつまで経っても手に入らない…という苦しい状況になってしまいそうです。