M2搭載MacBook Pro13インチだけ先行発売
WWDCでは「発表」だけだったM2搭載Macが、ついに発売されます。
しかし、発売されるのは「MacBook Pro13インチ」のみ。
本命とみられている「Air」の声は未だ聴くことができず…。
なぜ本命が登場しないのか?
戦略か?
それともロックダウンの影響か?
iPhone14シリーズの発売も見えてくる中で、今後のAppleデバイスの流通にも関係する問題です。
本命「Air」はいつ頃?
ついにM2搭載のMacが発売されますね。
今回の予約開始日時「午後9時」という時刻も大賛成。イベント直後の発売だと、日本ではどうしても未明になってしまいますので。
さて、今回の予約は「Pro」のみ。「Air」は「来月発売」の記述が変わっておりませんので、完全に「13インチProの先行発売」です。
M1搭載Macが初お目見えした際には、「Air」「13インチPro」「mini」とそろい踏みの状態でした。それに比べると、どうしても見劣りがするM2の船出です。
一体何故?
考えられるとすれば、以下の2点でしょうか?
①中国のロックダウン
どうしても中国のロックダウンの影響を避けきれなかった…ということは十分に考えられますね。つい先日まで上海ロックダウンのニュースでもちきりでしたので…。
②Appleの戦略?
もうひとつうがった見方をすると、
「どうしてもAirが本命になるので、先に13インチProを発売してM2に興味のあるユーザーを一定数獲得してしまう」
という、Appleの戦略だとも考えられるのではないでしょうか?
しかし、「②」の考え方はあまりにも姑息かと…。
機種選択はユーザー側に与えられた特権です。それを乱すような考え方であれば安心してAppleデバイスを購入できなくなります。
③従来の筐体のProを先行?
①とともに順当だと思われるのは、従来の筐体使い回せるProは先行して販売できる…ということか?
Airに関しては完全な新筐体となりますので、準備に時間がかかるのかもしれません。
そして…。
やはり気になるのは「Airの発売日」です。
「7月」もあまり遅くなると、9月のiPhone14の発売時期との重なりが懸念されます。できれば7月の初旬にお願いしたいところですが、また1ヶ月程度のブランクが生じることになるかもしれません。
加えて、この調子で考えると、iPhone14シリーズの生産も心配になってきますね。「Max」サイズがピンチ…ということは度々情報が上がっているのですが、実際はどのようになるでしょうか?
13インチPro、ユーザーにどのように受け止められるのか?
さあ、13インチProはユーザーにどのように受け入れられるのでしょうか?
M2の興味から、ある程度は売れるのか?
それとも、Air待ちのユーザーが大半でさほど売れないのか?
判断の分かれ目は、過去の遺産「Touch Bar」とAirにはない冷却ファンの存在。
しかし…。M1の事例で考えると、余程のことをしない限り「冷却ファンのあるProの方が高性能」という証明はしづらいはずだけどなあ…。