iPhoneのRAM容量の歴史がおもしろい
iPhoneは誕生以来、動作性能に関してはAチップの性能を活かしてトップを独走してきました。
そのAチップの技術が今やMacをも司っているいることを考えると、何か感慨深いものを感じます。
反面、搭載するRAM量に関しては、Android機よりも格段に少ないということは周知の事実です。iPhone、iPadに関しては、非常に効率よく動作させることができるためにそれほど多くのRAM容量を必要としない…ということのようです。
ハードとソフトウエア双方を同一メーカーが作り上げているメリットが大いに発揮されているということなのでしょう。
そんな中…。
歴代iPhoneの搭載RAM容量をまとめた記事が来ています。歴史を感じますね…。
今後のAppleデバイスはどうだろう?
記事によると、
米メディア9to5Macが、初代iPhoneから現行のiPhone13シリーズまで、RAMの種類と容量をまとめている
ということです。
その一覧がこちら。
3GSは「256MB」だったんですね…。
まあ確かに、PCにおけるRAMやディスク容量も昔から比べると異様なほどに増えてきました。HDDの容量増加と比べると、「こんなものか…」と冷静に捉えられる程度の増加なのかもしれません。
ここ最近では2年ごとに1GB程度増加する感じでしょうか?
次期iPhone14シリーズでは、Proに8GB 、無印に6GBの搭載が噂されています。
ここで考えてみたいのがAppleデバイスにおけるRAM量です。
iPhone、iPadとは真逆で、「MacはRAM喰い」という印象があります。少ないRAMでもキビキビ動作するものの、メモリはあるだけ使う…という印象が強いですね。
その分スワップも頻繁に行われる…という印象もあります。
この違いって何なんでしょうね?
macOSの性質が異なるのでしょうが、iPhone・iPadとの違いは気になるところです。
また、M2のMacBook Air/13インチProでは、RAM容量がパフォーマンスに結構な違いをもたらすことが話題になっています。
IntelMacのとき以上に話題になっているということは、「AppleSilicon Mac」ではこれまで以上にRAMが必要になる…ということなのかもしれません。
M2機では8GBでも物足りない…という声が広がると、今後は、
「16GBが標準、できればそれ以上…」
ということになるかもしれません。
「AppleSilicon Mac」でユニファイドメモリ搭載となり、CPU・GPUがメモリを共用するようになりました。このことがRAM容量にも影響を与えているのかもしれません。
また、M1時代よりもM2になってからより多くのメモリ量を必要とする…というレビューが増えている印象ですので、今後はよりこの傾向が強まることが考えられますね。
iPhone・iPad以上に、MacにおけるRAM容量には注意しなくてはならないかもしれませんね。特に長く使いたいのであれば…。