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「LDAC」「aptX Adaptive」に備え… 格安Androidスマホをロスレス/ハイレゾDAPとして使う〜iPhoneユーザーだったらあり!〜

iPhoneとBluetoothイヤホン、ヘッドホン最大の弱点

 これまでも感じてはいたのですが…。 

 iPhoneを使用していてBluetooth接続のイヤホン・ヘッドホンを楽しむ際に、どうしても足かせになるのが、「AAC」の制限でした。

 最近のイヤホン・ヘッドホンは高音質化が著しく、「LDAC」「aptX Adaptive」というハイレゾ対応のコーデックに対応したものも増加しています。

 しかしiPhoneではそれらのコーデックには未対応であり、今秋のAirPods Pro2のアップデートに際し、新コーデックの採用によってロスレス/ハイレゾ対応にはなりそうです。
 しかし、そのコーデックが「LC3」という現状ではメジャーとは言えないものであり、そもそもがAppleのイヤホン・ヘッドホンではそれほどの高音質化は難しいのでは…という懸念もあり、悩ましいところでした。

 それでも、これまでは割り切ってきました。
 個人的には高音質で楽しみたい場合には「DX300Max + IE900」という有線とDAPの組み合わせ。
 つまり、Bluetooth接続のイヤホン・ヘッドホンでは「そこそこの音が楽しめればいい…」という割り切りをしてきたわけです。

 現状でも「iPhone+WF-1000XM4」の音質は非常に好ましいと思っていますし、これで十分なのでは?…とも考えてきました。

 しかし…。
 ここに来てあの新製品が登場することで、「動くなら今」と考えた次第です。
 そう、ゼンハイザーの「MOMENTUM 4 Wireless」です。

「aptX Adaptive」で聴きたい!

 この「MOMENTUM 4 Wireless」、何と「aptX Adaptive」に対応しております。
 ついでに言えば、前述した「WF-1000XM4」は「LDAC」に対応…。

 SONY独自の「LDAC」に対してQualcommベースの「aptX系」と、その系統も異なるハイレゾ系のコーデック。これもiPhoneでは対応しきれない点なのです。

 そして、今回はさすがに、
「MOMENTUM 4 Wirelessの音を最高の状態で聴きたい!」
という思いに勝てませんでした。

 だって、先日ご紹介したように、「MOMENTUM 4 Wireless」の音質が相当素晴らしいようなのです。

 

 というわけで、DAPを探そうと思ったのですが、金銭的にも高級DAPは厳しいですし、何しろ「LDAC」と「aptX Adaptive」の両方をクリアしているDAPもそれほど多くありません。

 そんな中目にしたのが「Androidスマホ」です。
 少なくても、AQUOSやXperiaでは、「LDAC」と「aptX Adaptive」の両方をクリアしているようです。

 そして、Amazon等で気軽にSIMフリー機を購入するとなると、AQUOSがクローズアップされることに…。
 ということで、今回は「AQUOS sense6」を「DAP」として購入することにしました。

 

「LDAC」+「WF-1000XM4」で異次元の世界へ…

 まずもって、これまでiPhone13 Proとの接続によってAACで聴いていたWF-1000XM4で試してみました。
 SONYのイヤホンですので、当然コーデックは「LDAC」。

 一聴して違いが分かります。iPhone13 Pro + AACで聴くのに比べると、

・解像感がぐっと増し、線が細くなった
・それに伴った煌びやかさが増加した
・広い音場はそのままだが、音が締まったことで定位間が増した
・一つ一つの音がしっかりと聴こえ、これまで聴こえていなかった音も届くようになった
・低音が締まってやや物足りなくなった
・中音域のボリュームが低減

といったところ。

 全く別物に聴こえます!

 恐らく、「低音や中音の量的な物足りなさ」は、これまでのAACがモヤモヤとして聞こえていたことによるもので、音質が劣化したということではありません。

 初聴きの後、イコライザーでこれまでよりは低・中音域をややアップさせると、非常にバランスのいい音に変化しました。
 ということは、これまでのAACの音がどれだけぼやぼやとして聴こえていたか…ということになりますね。

 まあさすがに「DX300Max + IE300」には全体的に適いませんが、こちらはあまりに解像感が高く、特に高音域が伸びすぎるくらいに伸びるので、聴き疲れが発生することも現実。
 だとすれば、「WF-100XM4+LDAC」の音のバランスは「極上」とも言えます。

 

 どうでしょう?
 有線で使わないのであれば、超高級DAPを購入するのではなく、お安めのAndroid端末を購入する…。

 iPhoneユーザーで、Bluetoothイヤホン・ヘッドホンを高音質で楽しみたいのであれば、非非常に「アリ」な選択なのではないでしょうか?
 持ち出すデバイスは増えますが、それは聴きたい音に応じて道具を替える…ということ。
 音楽好きであれば苦にならない部分だと考えます。

 まあ、iPhone使いでなければ、こんな苦労は要らないのかもしれませんが…。

 さあ、「AQUOS sense6」は当然「aptX Adaptive」にも対応していますので、「MOMENTUM 4 Wireless」の到着が楽しみになってきました。

 

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