Apple、クリスマス用ギフトページ公開も…
Appleが、クリスマスホリデーシーズン向けの特集ページ「ホリデーギフトガイド」を公開したようです。
ただ…。
今年は明らかにムードが異なります。
何か不穏な空気を感じるというか…。
それもこれも、2022年秋のApple新デバイスに対する不安や不信感のようなものが渦巻いているからなのではないでしょうか?
今年は苦しい商戦になるでしょう!
「不穏な空気」の要因としては、2022年秋に発表された新デバイスの魅力が不足している…という根本的な問題が大でしょう。
iPhone14シリーズに関しては、これまでも再三述べてきたように、「無印」の「機能据え置き感」が非常に強く、これが販売不振に繫がっていることは明白でしょう。
「Pro」にしても「決定打」といえるほどの革新的な部分は殆ど感じられず、マイナーアップモデルという印象は拭えません。
DynamicIslandを装備し、流れ的には「メジャーアップデート」なのでしょうが、ユーザーに対するインパクトは今ひとつかと…。
Appleフリークとは言えない一般のユーザーは、なかなか手を出しづらくなっているのではないでしょうか?
これは先日発表されたiPadも同様。
M2搭載のiPad Proは、確かにインパクトはありますが、それほどのパワーを必要としているユーザーは非常に限られるでしょうし、パワーユーザーでもM1搭載の先代で十分…と判断するケースが多いでしょう。
そして、大いにミソを付けたのか「iPad(第10世代)」ですね。
スタイリングは一新されましたが価格が大幅に上昇。そして、例の「Apple Pencil」問題。第2世代Apple Pencilの充電・ペアリングのしやすさが分かっているユーザーにとっては、アダプタを介さないとペアリングができない仕様は全くもって理解できません。
更に、今年は秋の新型Mac投入も無し…という公算が大きそう。
Appleデバイスをプレゼントに…というきっかけとしては弱い…。弱すぎます!
今年のクリスマス商戦、Appleにとっては相当苦しくなりそうです。
ちらつくiPhone14値引きの噂
そして、クリスマスギフトとともに、そろそろ意識し始めるのが、毎年恒例の「初売り」ですね。
例年、前年秋の新製品を除き、購入額に応じてApple Storeのギフトカードが進呈されることが通例となっており、欲しいテバイスがあるユーザーであれば狙いを定め始める時期なのではないでしょうか?
ただ…。
今年は、こちらも一筋縄ではいかないような気もします。
というのも、先日の記事のように、iPhone14の値下げ販売の噂がちらついているからです。
実際に中国ではすでに値下げ販売が行われているようで…。
これ、もしかするとiPhone14に関しては、初売りでギフトカード付きの販売が行われたりする可能性はないでしょうか?
あるいは、初売りが終わると同時に、期間限定の値引き販売を行って、販売実績を上げるとか…?
このような事態になって、これまでAppleが基本的にプロパー価格での販売にこだわってきたことにより、我々ユーザーは安心して購入時期を選別できていたのだ…ということを改めて感じます。
今年のモデルが売れないからといって、あまりに極端な事例を作ってしまうことはAppleにとってマイナスでしかないでしょう。
しかし目先の問題として、Appleは利益を確保しなければならない…。
非常に難しい問題ですね。
Appleはどのように捌いていくのか…。
今後の展開に注目です。