macOS Ventura導入後、セキュリティソフト(無料)を「AVAST」にしてみた
かなり以前、Windows利用時の初期の頃は有料のセキュリティソフトを導入していた頃もありましたが、無料版の機能と利用代金との兼ね合いを考え、「Avira」の無料版をしばらく使って来ました。
それはMacへ移行した後も続いておりました。
しかし、macOS Ventura導入後は、ファイルのダウンロードはできるものの、インストールの際にはじかれる…という状態に。「フルディスクアクセス」がONになっているのにもかかわらず、Avira側の認証が進まない…という困った事態でした。
そこで、このタイミングで他のフリーソフトを利用してみることにしました。
選択したのは「AVAST」。
Avira以上の有名ソフトですが、Aviraに比べると動作が重いかも…と考えがあり、これまでは敬遠していました。
しかし、最近のレビュー等を見ると、そのような問題が目立つわけでも無いようですので、導入決定。
動作面での不満も全く無く(Mac Studio使用)、ここまで問題は起きていません。
Macといえど安心できない時代 だが…
以前は、
「Macはマルウエアに強い」
ということが信じられていた時代もあったようですか、今や「そんなことはない」というとは常識でしょう。
ただし、Windows機に比べてシェアの低いMacを狙ったマルウエアの数自体らが少ない…ということは言えますね。
また、Macには標準で「XProtect」というセキュリティーシステムがあるようで、これが結構優秀なようですが、下の記事のように、それを乗り越えてくるマルウエアも確認されているようです。
また、以下の記事は、Macのセキュリティーの強さと弱さを同時に教えてくれます。
何でも、
「Macへのマルウエア侵入の50%が、Mackeeper由来のもの」
ということ。
確かにこのアプリの悪評は以前から知れ渡っていましたね。
記事によると、
Mac用マルウェアの47.92%がMackeeper。16.67%がXcsset、12.50%がAdload、10.42%がAobokeyloggerとなっており、これら4種類で約90%を占める
ということです。
Macに関しては、「特定のアプリ」にさえ気をつけていれば大事には陥りづらいということなのかもしれません。
また、OS別マルウェア数の統計では、
Windows(54.4%)、Linux(39.4%)、Mac(6.2%)
となっており、Mチップの影響でシェアが上昇傾向になる現在においても、macが安心なシステムであることには変わりないようでほっとしています。
アプリの「定番化」が、ある意味で奏功
また、これは「良くも悪くも…」という…ではありますが、現在のMacで使用できるアプリはWindows向けのものよりも非常に少なく、加えて「フリー」アプリも数が限られていることが、ことマルウエアの拡大防止という点に関してはいい方に作用していることは明らかです。
また、Mac用のアプリは古くから「定番化」されているものが多く、それらがアップデートを繰り返して受け継がれてきた…というイメージが非常に強いです。
また、Apple自身が純正のアプリを作成している…ということも安心材料に繫がっていますね。
これらの、ある意味「保証された」アプリが健在だということも、外部からの悪影響を防ぐ効果を生み出しているのかもしれません。
反面、使用できるアプリの数、種類等の滞りが、Windows機と比べると格段に劣ることも事実。
出自の確かなアプリを基本としながらも、多様な新しいアプリが導入されるのを望むのがユーザーとしての心持ちです。
Appleには、更なる門戸の開放と、セキュリティ性能アップ(純正の機能として)を望みたいところです。