2022年検出のマルウエア、WindowsはMacOSの5,000倍以上!
昨年末にお伝えしたように、私にとっての2022年ベストバイは「Mac Studio」でした。
「スリープ時の発熱」が気になり、商品交換までしていただきましたが事態は変わらず…。
「仕様」ということで納得し、現在は作業終了時は「シャットダウン」、休憩時には「ディスプレイスリープ」で対応しています。
Mac Studioの排熱ファンが非常に優秀で、スリープ時の方がかなり本体内の温度が高くなる、という不思議な事態ですが…。
シャットダウンしても、Apple Siliconの場合は起動が爆速ですので、一旦起動するとしばらく使いっぱなし…という私にとっては大きな不都合はありません。
その他の使用においては、大きなトラブルなくここまで来てくれたMac Studioには本当に感謝しています。
これまで使用したMacでは、オールインワンのiMac27インチは比較的安定していましたが、MacBook Pro13インチ(Late2016)、Mac Pro(2019)ともに、ディスプレイ、Bluetooth、外部HDD接続等の不安定さが結構目立っておりましたので、Apple Siliconになって様々な面での親和性がアップしたということなのかもしれません。
さて、現在は職場でWindowsを使っている身として、「Windowsの不具合がかなり減ってきているのでは…?」と感じます。
Windows95以降しばらくの間は不具合のかたまりのような具合で、何度再起動をかけたことか分かりません。
しかし、最近はフリーズの経験があまりないような…。
そんなWindowsですが、マルウエアに関しては…という記事が来ています。
2022年検出のマルウエア、WindowsはMacOSの5,000倍以上!
正に「桁違い」
記事によると、
ドイツに本拠地を置くセキュリティ調査機関であるAV-TESTが、2022年のマルウェアに関する調査結果を公開し、2022年にはWindows向けとして約7,000万件の新しいマルウェアのサンプルが検出されたことが分かった
ということです。
そして驚愕なのは、
macOS向けは約12,000件だったことから、Windows向けのマルウェア数はmacOS向けに比べて5,000倍以上となっており、Linux向けについては約200万件で、Linuxと比べてもWindows向けの方が60倍以上多い結果となった
ということ。
こちらがその比較グラフ。
「5,000倍」って凄くないですか?
まあ、WindowsとmacOSとではシェアが全く異なるのですが、それにしてもその差は10倍にも満たないわけで…。
それがマルウエア数で「5,000倍」ということは、やはりWindowsはmacOSに比べて「危険」という認識をされても仕方ないという印象を受けます。
ただ、それは単純にOSそのものの安全性というだけでなく、広く活用されているWindowsの方が「狙う価値がある」と判断されているという裏返しでもあるはず。
もちろんmacOSが元来セキュリティ面で強い…という一面もあるのでしょうが、単純にシェアが低いから狙われていない…という理由も大きいということは忘れずにいたいものです。
macOSとて油断はできず!
実際に、上のグラフを見ると確実にmacOSを狙ったマルウエアは存在します。
また、最近のデータで考えると、WindowsやLinuxでは急激にマルウエア数が減っているのに対し、macOSでは増加に転じている月もある…ということが気になります。
Mチップ登場以降、Macのシェア向上が話題になります。
今後もMacの勢力が拡大していくということは、それだけ「狙われやすくなる」ということ直結するでしょう。
ユーザーとしては、自分にできる防衛策をしっかり練っていくことが必要になるでしょう。