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Mac Studioスリープ発熱問題 ターミナルでいじって解決なるか?

尾を引くMac Studio「スリープ発熱問題」

 登場直後、速攻で手に入れた「Mac Studio」

 搭載チップである「M1 Ultra」に関しては、M1 Maxとのパフォーマンス比較騒動など色々ありましたが、総じてMac Pro以上の快適性を提供してくれており、満足しているところです。

 動画編集アプリに関しては、純正であるFinal Cut ProXの側の最適化の方に問題があると判断しているところです。DaVinci Resolveでは殆どの場合満足いく結果となっておりますので…。

 さて、Mac Studio購入直後、Appleに一旦商品交換をしてもらっています。

 その原因は「スリープ時の発熱」でした。

 具体的に言えば、購入当時の3月末の段階(我が秋田では結構寒いです)で、通常使用時「35℃」ほどの電源温度が、スリープさせていると「45℃近く」にまで上昇するという異常事態に…。

 そして、結論から言えば、交換されたMac Studioも全く同様の結果となり、個体差ではなかったことが判明しました。
 問題なのは、Apple側もその解決策をもっていないということ。

 というわけで、それ以降は、
「夜の使用終了時にはシャットダウンする」
「最終終了時のシャットダウン時以外(本来はスリープしたいところだが…)は、"ディスプレイスリープ"をしてアイドル状態を保つ」
という方法で使用してきました。

 なんといっても、スリープにするとファンが停止して内部温度が上がってしまうので、精神衛生上よくありません。
 ディスプレイスリープではファンは回っているので、Mac Studio内部の冷却は続行されます。

 何が最良なのかはよく分かりませんが、ここまでは何のトラブルもなくやってきました。

 そんな中…。
 本ブログの読者である「ヒロポン様」から、Mac Studioのスリープ発熱問題が結構頻発していることや、その解決策を教えていただきましたので、私も早速試して見ることにしました。
 ヒロポン様とのやり取りに関しては、上掲の記事のコメント欄をご参照下さい。

 

「ターミナル」から位置情報の取得更新やPowerNapを停止

 ヒロポン様の情報は、
「スリープ中の位置情報の取得更新やPowerNapがDarkWakeを引き起こしているらしい」
というものです。

 上掲記事内にも書きましたが、システムログを見ると、スリープ中も頻繁に「DarkWake」を繰り返し、結局はチップの発熱が治まっていないようなのです。

 特に、スリープ中も各種情報をやり取りする「PowerNap」に関しては、AppleSilicon Macでは常にONの状態で、OFFにすることができない仕様になっております。
 私が「シャットダウン」に踏み切っていたのもこの部分が大きいのですが、これをターミナルからOFFにすることができるとのこと。

 やり方は、ターミナルから、

sudo pmset -a tcpkeepalive 0
パスワード入力
sudo pmset -a powernap 0
Macを再起動

ということのようです。

 さて、どうなったかというと…。

 現状、3月よりも室温が上がっていることから、通常起動時のCPU温度は「40〜41℃」程度のところ、スリープからの起動後に「46℃」程度になっていることもありました。

 つまり、
以前のように高温にはなっていないものの、大幅に温度が下がるまでは至っていない…ということです。スリープ時の本体もやや熱くなっているのが確認できました。デスクトップ機のスリープ時って、これが標準的なのでしょうか?
 ちなみに、シャットダウン時のCPU温度は「30℃」ほどと、室温並み。明らかな差がありますね。

 なかなかに微妙な結果です。

 

「DarkWake」は改善せず

 また気になるのは、肝心の「DarkWake」が未だ発生している…ということ。

 ヒロポン様の実践では「DarkWake」が消滅し、発熱も治まったとのことで、何ともうらやましい限りですが、私の場合は「発熱具合は改善されたが完治せず」といったところでしょうか?

 私のMac Studio周辺を見ると、Pro Display XDRやOWCのドックを接続し、そこから更に様々な周辺機器を繋いでおり、「熱」に関してはなかなかに厳しい状態であることは確かです。

 スリープにすると、OWCのドックの電源は落ちず、かなり発熱していることもあり、このような周辺機器状況もMac Studio本体の温度上昇に関わっているのか…とも考えているところです。

 次期macOS Venturaになったら改善されるのでは…という思いもありますが、もしこれがデフォルトの状態なのであれば、作業中断時は「ディスプレイスリープ」し、1日の作業終了時には「シャットダウン」の戦略で行くことになるかもしれません。

 現状であれば、やはり終了時のシャットダウンは必須のように感じています。
 ただ、「スリープ」時の発熱具合も、その度ごとに結果が異なる印象もあり、もうしばらく様子を見ていこうかと…。

 非常に貴重な情報をお寄せいただいたヒロポン様には感謝申し上げます。
 もしMac Studioユーザーで同様のトラブルを抱えている方がいらっしゃいましたら、是非とも試して見てください!

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