「TE-J1」のノイキャンは?
AVIOT「TE-J1」のレビューをしております。
ここまでは、購入動機編、到着編、音質ファーストインプレッション編、イヤピース選択編と来まして、今回は「ノイキャン」について。
私の耳の形状が原因だとは思われますが、これまでのイヤホンの中で十分なノイキャン効果を感じることができたのは「AirPodsPro/Pro2」のみ。
たの機種は「ほんのちょっと」だけの効果しか感じられなかったのですが、「TE-J1」はどうなるでしょう?
期待はしていませんが…。
ノイキャン効果以上に音質に影響
結果からすると、大きな効果は感じられず…ということになります。
まあ、予想通りですね。
ノイキャンを入れると、若干低音側のノイズが消える…といった程度で、WF-1000XM4で感じたのと同等でした。
全くもって私の耳の形状にも困ったもんです。
しかし…、この「TE-J1」に関しては、ノイキャンが非常に大きく音質に影響することが分かりました。
ノイキャンを「ON」にすることを強くお勧めします。
というのも、「TE-J1」は、ノイキャンのON・OFFで、音質が大きく変わってしますのです。
最近のノイキャンイヤホンでは、ノイキャンをONにしても、それほど音質に変化が見られないことが殆どであり、純粋のノイキャンの効きを求めるかどうかでON・OFFの判断をすることができました。
ノイキャンをONにすると、バッテリーの減りにも影響しますので、これは重要な視点です。
ただ、「TE-J1」でそうはいきません。
ノイキャンをONにすると、この機種のウリとも言える「深く沈み込み、艶のある低音」を味わうことができます。
しかし、OFFにすると、その深い低音が消え、中・高音の煌びやかさが「軽さ」のように感じられる薄っぺらい音になってしまうのです。
もちろん個々の好みではありますが、大概の方は「ノイキャンON」の音が好ましいと思うはず。
購入後、音に違和感を覚えたら、ノイキャンが効いているのかを確かめた方が良いかもしれません。
イコライザも優秀です!
また、音質に関することで言えば、AVIOTのアプリ「AVIOT SOUND ME」のイコライザは非常に優秀です。
イヤホン製造メーカーが、それぞれ独自の接続・音質調整用アプリを用意することが当たり前になってきていますが、イコライザの効果に関しては様々…という印象が強いです。
中には殆ど役に立たなかったり、イコライザをいじると音か不安定になったりするものまでありますよね…。
しかし、AVIOTのイコライザは、設定をいじった際の音の変化が如実に分かりますし、その音質の変化もデジタルくさいわざとらしさが少ないように感じました。
私は、ボーカル帯を楽しみたいので、プリセットの「VOCAL」をデフォルトにしようと決めました。
今のところ、このプリセットのままで十分かな…と感じています。
もちろんユーザーのカスタム設定も登録できるようになっております。
と、ここまでの音質面に関しては正に「言うこと無し」です。
次回は使い勝手の面で気になることについて…。