iPad Proの投入が、「OLEDタブレット」の起爆剤になる?
最近になり、やたらと、
「OLEDディスプレイiPad Proが2024年に登場!」
という情報が飛び交うようになってきました。
この話題が一気に盛り上がってきたということは、Appleの中で何かが動いている…と考えていいかと思います。
火のないところに…というところでしょう。
これまで、「特に大画面におけるOLEDの優位性」を説いてきた本ブログですが、Appleも「ようやく…」といった感じで動き始めているようです。
Android系のタブレットやWindowsPCではすでにOLEDが登場しており、まあまあやれそうな価格設定がなされているため、どうしてもこれまでのAppleの対応の遅さが際立っておりました。
そんな中…。
もしOLEDのiPad Proが投入されたら、市場にどのような影響があるのか…ということをまとめた記事が来ています。
大激震間違い無しですね。
一気にシェアを奪う可能性
記事によると、
2024年第2四半期(4月〜6月)には、OLED搭載タブレット市場でAppleが21%のシェアを獲得し、SamsungとLenovoに次ぐ出荷台数になると見込まれている
ということです。
まずもって、現状の主立ったOLEDタブレットが以下のようになっているようですね。
中華系が市場をリードしているのが分かります。
日本では、昨年Galaxy Tabが発売されて話題になりました。
Galaxy Tabにおいては、当然OLEDのディスプレイは魅力的ですが、マルチタスクを行う際のOSの動き等にはまだまだ問題を抱えているようで、日本ではいまいち普及しなかったようです。
まあ、それ以前にiPadのシェアを崩せなかった…ということなのでしょう。
OLED自体、価格面、耐久性の面で課題がありましたが、徐々に解決するとともに、大画面にも比較的安価な状態で採用されるようになってきました。
それを受けてAppleも「2024年」には投入する…と言われているわけです。
そして…。
いざ「OLED iPad Pro」が投入されると、OLEDタブレット界のシェアは以下のように変動するのではないかと記事では予想しています。
Appleの登場により、上位争いに大影響を与えること必至のようです。
iPad Proの価格がアキレス腱
ただ、AppleのOLED戦略も万全ではないと考えます。
miniLEDの使い方を見ても、OLEDはiPad Pro専用かのような扱いになる可能性があります。しかも、「12.9インチ」以上の大型ディスプレイを有する機種のみ…という形から入ることが濃厚。
すると当然考えられるのは、「本体価格の高騰」です。
miniLED搭載iPad Pro12.9インチは、すでに20万円超えが当然…といった値付けになっており(日本では為替の影響も大きいですが)、以前だったある程度の性能のMacが購入でする金額です。
当然、物好き達はこぞって購入するでしょうが、その販売の裾野が広がるかといえば、答えは「NO」でしょう。
少なくても「iPad Air」クラスにもOLEDが搭載され、現行と変わらない価格設定で行かないと…。
いずれはMacBook系にもOLEDが採用されるようです。
高性能なのは分かりますが、青天井式に価格がつり上がらないような工夫、配慮も必要だと思います。