AirDrop機能をMac⇔Androidで味わえる「AnDrop for Android」がアップデート
Appleらデバイスの中からひとつだけを選ばなければならなかったら、皆さんは何を選択しますか?
恐らく多くの人は「iPhone」を選ぶのでしょうね。
iPhoneの存在を前提とする「Apple Watch」は自動的に外れますが、やはりスマホが絶対的な強さを発揮するのでしょう。
しかし…。
私は「Mac」を選ぶと思います。
Macの操作感、インターフェース等、人間味のあるMacの使い勝手そのものが心地よすぎてたまらないのです。もうWindowsには戻れません。仕事用では使っていますが、家用のメインはMac一択です。
逆に言えば、スマホはiPhoneの絶対性はMacほどではない…ということ。もちろん、iOSのインターフェースは大好きですし、Androidほどの遊び心は必要ありませんので、当然のようにiPhoneを使っておりますが、iPhoneを使用する最大の要因は「Appleデバイス同士の連携力」に尽きます。
iCloudを通してiPhoneで入力した情報が何の手間もかけずにMacやiPadで共有できる…。これ、強すぎます。これをAndroidでやろうとすると、全ての端末に共通のアプリをインストールし、綿密に設定をしなくてはなりません。また、dropbox等のクラウドアプリでの情報共有が必須となります。
スマホだけだったらどうでもいいのですが、これをMacとシームレスに連携したいわけです。
また、「AirDrop」はAppleデバイスの強力な武器です。
例えば画像ファイルひとつとっても、わざわざ何かしらのアプリで共有しなくても端末間を自由に行き来させることができるわけで、これを味わってしまうと「やっぱりAppleデバイスで統一しよう…」という気持ちにもなってしまうわけです。
ところが…。
この度、AirDrop機能をMac⇔Androidで味わえる「AnDrop for Android」がアップデートしたという記事を見かけました。不勉強ながら、この手のアプリがあることを知らなかったのですが、本当にAirDrop並に使えるのであれば、「Mac+Android」という可能性も出てきます。
Androidのあの機能が欲しい…
記事によると、
ドイツのCan Yumusakさんは現地時間2023年03月02日、MacとiPhone/iPadデバイスをP2P接続しファイルを転送できる「AirDrop」機能をMacとAndroidデバイス間でも行えるようにするオープンソースの「AnDrop for Android」アプリをv2.0へアップデートし、ランディングページを刷新したと発表した
ということです。
このAnDrop、すでにAppleSiliconにネイティブ対応しているということで、今回の使い勝手の向上と相まってひとつの選択肢になっていきそうです。
このアプリの詳細については以下の記事を参考にしました。
ほぼほぼAirDrop並の機能が使えるようですが、最大の違いは「同一のWi-Fiに繫がっている必要があること」です。
Appleデバイス同士であれば、直接Wi-Fiに繫がっていなくても、機器同士でのデータのやり取りは可能です(Wi-Fi、BluetoothはONにしておく必要あり)。ここが絶妙にうまいところですね。外出時にカフェ等が見つからない場合でも、いつでもどこでもやり取りができるのですから…。
しかし、Wi-Fiがないのであればデータ通信を使用して共有できる何らかのアプリを使えばどうにかはなるので、致命的…というわけでもありません。
ところで…。
私がなぜここまでこだわるのかというと、
「いつまでもiPhoneにペン入力機能が来ない」
という単純明快な理由があるからです。
欲しいんです。ペン入力。
以前、iPad mini6とiPhoneの二刀流を試した時期がありましたが、挫折した経験があります。やはり「1台」という部分が重要。Galaxyだったらこの部分がクリアになるのです。
Mac+iPad+Galaxy…。
なかなか魅力的ではあります。
問題山積ではある…
しかし…
・Apple Watchどうする?
・WearOSモデルのデザインは魅力的だが、機能面での移行はできる?
・AirPods使えなくなったらどうする?
・カレンダーアプリどうする?
・全く別のものに移行するのも大変そう…。
・何気に便利に使ってきたApple純正アプリ(メモ、写真、リマインダー)を有効に使えなくなるのは痛い
・端末のリセールバリューががかなり低くなりそう…
・やっぱりiPhoneのリセールバリューは魅力的
等々…。
単純に機能的な問題以外に、Appleデバイス同士の恩恵があまりに大きかったことに改めて気付かされます。
でもなあ…。
もはや端末を変えても基本的な「できること」は変わらないでしょうから、一度チャレンジして見たい気持ちも…。
悩む…。