CX-60、違いは見られるか?
CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」を購入しましてレビューを継続しております。
これまでのレビューはこちらからご覧下さい。
https://www.oyazi.site/archive/category/CX-60
さてさて、私のCX-60ですが、話題のリコール対応から戻って参りました!
先日もお伝えしましたとおり、リコール前から話題になっていた「ギクシャク改善」のリプロと今回のリコール/サービスキャンペーンによる対応は「別物」だったことがディーラーの話から判明しました。
なかなか意外な展開となっております。
つまりは、致命的な影響が出る可能性があるリコール/サービスキャンペーンでの対応に加え(この中にもi-stopの動作関連の事項がありましたので運転のしやすさに寄与する部分はあるかと思いますが)、更にギクシャク改善のリプロも行われた…ということになります。
また、ドア開閉音対策でドア4枚に「ダンピングシート」の貼り付けが行われました。
更に、低速時にハンドルを大きく切った際の「ギシギシ音」も気になっていたので、グリスアップもお願いしたところでした。
こうして考えてみると、かなりの改善が施されたことになります。
さて、走りに違いは見られるでしょうか?
リコール対応、リプロ、ドア開閉音対策で、「完全体」に近づく!
まずは「ギクシャク関連」から。
リコール/サービスキャンペーン、ギクシャク用リプロのどれがどの部分に影響しているかは分かりかねますので、トータルの印象として書かせていただきます。
「ギクシャク」、何でしたっけそれ?…というほどに激変しました。別のクルマに乗っているかのようです。いや、大げさでなく…。
ディーラーから受け取ってするまでの僅かの道のりでも気付く程度ですので、正に「誰でも気付くレベル」での変化。
とにかく低速時の変速ショックを感じることがかなり少なくなりました。以前のレビューの中でも、低速時「1速→2速」あたりの変速ショックがかなり大きめであり、それと低速時にアクセルを踏み込んだ際のノッキング感のようなものが加わって「ギクシャク」が生まれているのでは…と書いておりますが、この部分の違和感が大幅に改善されています。これは凄い!
マニュアルばかりを乗ってきた私なんかは、CVTのようなヌメヌメとして変速の方が嫌だったりするわけですが、「8速AT」ということを感じさせないほどの変速具合になり、逆に物足りなく感じるほどの?…変わりようです。あのギクシャク感、個人的にはそれなりアクセルワークで対応することで結構楽しんでいたのです。
まあ、当然リプロ後のこの姿がCX-60の、価格帯なりの、本来の姿なのでしょう。今後はこの滑らかな走りを楽しみたいと思います。ある程度の車速になってしまってからのCX-60のドライビングのスムースさ、楽しさは当然変わっていないでしょうから、文字通り全域にわたってCX-60本来の走りを堪能できそうです。
続いて「ドア開閉音」。
特に後席の音が大幅に重くなりました。「ペシャ」から「ボフッ」へ…。
前席は対応前もそれなりの重厚感のある音でしたが、後席の音のお粗末さはさすがに満足できない状況でした。それが一気に価格相応の車格を表現する音に変身。前席の音も心なしか更に重くなったような印象(こちらは激変とまではいきませんが…)。
今後はドアの開閉だけでも楽しめそうです。
最後に「足回りからのギシギシ音」。
こちらもグリスアップしていただいて、気になる音が消えました。今回の対応をしていただき、やはり「車格なり」に求めるべきものがある…と改めて感じた次第です。ドアにしても、足回りにしても、この値段のクルマから出てはいけない音が出ていた…ということなのですね。
今後の見取りもしっかりと…
以上、あまりにも変化が大きかったので、とりあえずのレビューを書かせていただきました。総じて、大満足の対応をしていただいたと、MAZDAさんには感謝しています。
これまで色々と叩かれることもあったCX-60ですが、元々の素性はすこぶるいい物をもっていることは明らか。それをそのまま感じ取れるようになったということで、正に誰にでも自信をもって進めることのできるクルマになりました。
今後はよりじっくりと今回の対策の結果を見取っていきたいと思います。
リプロを終え、先日の黄砂を一掃するために「KeePer」さんでミネラルオフ洗車をしていただき、正に気分一掃。
リコール/リプロ後、燃費がよくなった…という情報もありますので、そちらもじっくりと…。