登場間近の「Pixel Fold」、ベゼルの厚さが致命的
まもなく発表され、6月には発売されるだろうと噂されているGoogle初の折りたたみスマホ「Pixel Fold」ですが、ここに来て完全体とも言える画像が流出しています。
いよいよカウントダウン…といった雰囲気ですが、個人的にどうしても気になってしまうポイントがあります。
それは、「ベゼルの厚さ」です。
内側ディスプレイが…
といっても、上の外側ディスプレイに関しては文句ありません。Galaxyよりも横方向に広がった比率はむしろ好ましいと考えます。
ただ…。
上記の記事で紹介されている内側ディスプレイを見ると非常に残念なことに…。
何ですか、このベゼルの厚さは?
外側ディスプレイのベゼルとの差があまりにもひどいことになっております。
そして、当然比較すべきはGalaxy Z Fold4。
このベゼルの薄さを見てしまうと、「Pixel Fold」が数世代前の機種のように見えてしまうのは私だけでは無いでしょう。正直、これでは戦えないのでは?
そして、これに追い打ちをかけるのが「価格」です。
緯線の本ブログの記事でも書きましたが、
以前は「10万円台」の戦略的な価格が想定されていましたが、最近はどれもGalaxyと変わらない価格の予想ばかり…。
それなのにこの「レトロ」な外観では…。
Z Foldシリーズは現在で4世代目となり、初期に存在した不満点もかなり改善されていると聞きます。これに加えてこのスタイリッシュさ。
「Pixel Fold」がいきなりGalaxy超えの性能や利便性を提供するとは考えづらいこともあり、このスタイリングしか提供できないのであれば、やはり「10万円台中盤程度」の価格設定が必要だったのでは…と考えてしまいます。
リセールが期待できないPixel
また、これまでのPixel製品を見ると、Galaxyに比べてもリセールバリューがかなり低くなる傾向にあることは否めません。
昨年のような大きなキャンペーンを張れるのであれば初期の売れ行きはある程度期待できるかもしれませんが、今年は「Pixel Watch」のプレゼント…という非常に微妙な声しか聞こえてきません。
「Pixel Watch」、要らないんですが…。
あれもあれでデザイン、機能が問題ありすぎです。
「Galaxy Z Fold4 + Galaxy Watch」と「Pixel Fold + Pixel Watch」とを比較すると、どうしてもGalaxyに分があるような…。
今回はどこをどうとってもPixelの敗色濃厚のように感じてしまいます。