日本のiPhoneシェア、50%を切る!
日本人はiPhoneが好き!
この認識は日本におけるiPhoneのシェアを見ると分かります。
調子がいいときは「5割超え」を果たすという圧倒ぶり。
以前はAndroid勢もGalaxyを先頭に、HUAWEI等の中華スマホ、日本の国産メーカーと、選択肢がありましたが、HUAWEIの頓挫、日本メーカーの衰退という現実もあり、ここ数年はiPhoneシェアが正に「5割超え」の状態でした。
しかし…。
そんなiPhone人気に陰りが…という記事が来ています。
原因は、そう…あれです。
日本でのiPhoneの値段、上がりすぎ!
記事によると、
海外大手メディアBloombergは、日本におけるiPhoneのマーケットシェアが低下していると報じた。一方で、GoogleのPixelシリーズのシェアが伸びており、円安によるiPhoneシリーズの価格上昇が影響している可能性がある
ということです。
具体的な数値としては、
「2023年4月~6月における日本市場でのiPhoneのシェアが2年ぶりに50%を下回った」
ということ。
前年比ではなんと「12%」の下落…ということですので驚きです。
主な原因としては、為替によるiPhone価格の上昇でしょう。これに、「4〜6月」という新モデルの魅力が薄くなってしまった時期が重なったのも大きいかもしれません。
それにしても「12%」というのは尋常ではない数字ですね。
そして興味深いのは、そのiPhoneシェアを喰っているのが「Pixel」だということです。
特に「Pixel 6a」「Pixel 7a」というミドルモデルが売れている…というのです。そのシェアが「6%→12%」へと倍増!
まあ、Pixelは購入の際の下取り拡大や補助金等を頑張るイメージもありますので、端末の金額を抑えたい…というユーザーの心を掴んだ可能性もありますね。
そして、確かに「a」モデルは、性能的には申し分ないのに価格が手頃…という最大のメリットがあります。つまり、iPhoneよりも相当安く購入できるのに、「安物感がない」ということ。
対するiPhoneの「iPhone SE3」ではもはや太刀打ちできないでしょう。
Appleとすれば、恐らくはあくまでも「フラッグシップ路線」を貫くでしょう。SEの後継機は出してくるでしょうが、それはメインにはなり得ないもの。「数以上に利益をとる」というこれまでのAppleの思想は恐らくこれまで以上に強化されていくことになりそうですね。近年のiPhoneのラインナップを見ていると…。
さて、今後の日本でのiPhoneシェアが非常に気になるところです。
これでもまだまだiPhoneの独壇場が続くのか?
それとも、Appleが慌てるくらいに、ミドルクラスの需要が高まるのか?
Pixelの認知が高まることで、いよいよ巨人Googleが製造する端末の人気に火が付くことになるのかに注目したいと思います。