Macworld、「iPhoneSE4」ではなく「mini」の復活を提言!
最近、定期的に「iPhoneSE4」の話題が出現します。
以前噂されていた「XRベース」の機体は見送られたようで、現在の主流は「iPhone14ベース」ということのようです。
そうなると当然ディスプレイサイズは「6.1インチ」ということになるわけで、もはや「SE=コンパクト」という概念は捨て去られることになりますね。
そんな中…。
あくまでもそのコンパクトさを生かしたい…と考えているメディアもあるようです。
「miniベース」の筐体を薦めています!
これでこその「SE」だと思うのですが…
記事によると、
Macworldは、位置づけが微妙なiPhone SEモデルに代わって、iPhone miniモデルの販売を検討する方が合理的と提案している
ということです。
問題はその理由ですね。
Macworldの基本的な考え方として、
iPhone SE(第4世代)がiPhone14をベースに開発され、iPhone SE(第3世代)よりもおよそ10%高い販売価格になった場合、廉価モデルでもなければハイエンドモデルでもないという微妙な位置づけのモデルになる
ということが気になるようです。
SE3自体も予想に反して価格が上がった…という過去があります。
その際には、
「廉価版なのに価格アップとは、Appleも強気だな…」
と感じたものです。
このときの大方の予想としては、
「筐体を替えないのだから、より安くなるのでは?」
というものでしたので、驚きが大きかったのを覚えています。
そして…。
SE4になると、更なる価格上昇が噂されています。
もちろん、筐体がiPhone14ベースになるということでコストが上がるのかもしれませんが、当然「SEの位置付け」を考えると、フラッグシップ機との価格差が無くなっていくに従ってその存在価値自体が揺らいでいくことになるわけです。
まあ、これを「ミドルクラス」と捉えることもできるのでしょうが、果たしてAppleが、これまでのエントリーラインからミドルクラスラインへと「戦略的な転換」を図る意図があるかどうか?…と問われると、非常に怪しい面があるでしょう。
そして、この点で気になるのが、先日ご紹介したような「Pixel aシリーズ」の人気拡大です。
この記事の内容は為替変動による日本国内の影響ですが、今回の「SEの価格付け問題」は全世界的な視点でAppleの考え方を問われる課題となるでしょう。
「Pixel aシリーズ」はSEよりも安価でありながらも、十分な性能をもっている非常に魅力的な機種です。
「中途半端な価格のiPhoneよりだったら、Pixel aでいいのでは?」
と考えるユーザーが増えても全くおかしくはありません。
だとすれば…。
iPhone miniシリーズの「5.4インチ」iPhoneを復活させ、SEよりもやや高価な値付けで販売したらおもしろいことになるのではないでしょうか(もちろん安くしてくれれば最高ですが…)?
いつになって根本的な解決を見ない下位グレードのiPhone問題。
今後どのように進んでいくことになるのでしょうか?