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「CX-60」のある生活【36】〜リコール時の代車「CX-30」に乗って感じた、CX-60の格の違いについて〜

リコール時の代車「CX-30」に乗って感じた、CX-60の格の違いについて

 

 CX-60「XD-HYBRID Exclusive Sports」を購入しましてレビューを継続しております。

 これまでのレビューはこちらからご覧下さい。

https://www.oyazi.site/archive/category/CX-60

 

 先日は、リコール対応から帰ってきたCX-60の印象についてまとめました。
 完全とは言えないものの、着実に改善が見られることに一安心しているところです。

 

 さて、今回はそのリプロ時に代車として提供していただいた「CX-30」のお話。

 

 CX-60が初MAZDA車だったことや、SUVの経験も少なかったこともあり(数十年前に初代三菱RVRに乗っていたことあり)、CX-60の乗り味がどのようなものなのか、自信がもてずにいたのですが、短い時間ですがCX-30の乗ったことで、CX-60の特性のようなものが見えてきました。

 

明確な高級感を感じるCX-60!

1.走り

 まずは走りについて。
 私が借用したCX-30はガソリン車でした。アクセルを一足踏んで感じたのは、ガソリン車の走り出しの快適さです。CX-60はエンジンの馬力やトルクの割りに、走り出しにもたもた感を感じていたのですが、これがディーゼル車の特性なのだ…ということを肌で感じることができました。

 CX-30は走り出しは快適でスムーズに吹き上がるものの、ある程度スピードが上がると頭打ち感が出てきます。CX-60は逆に、極低速時のもたもたを通り過ぎた後は、ストレス無くどこまでも吹け上がっていく感じ…。実際のトルク感や車速の伸びもCX-60がダントツに優れています。
 馬力もトルクも異なりますし、なんせCX-60は「直6」ですので、エンジンの素性が全く異なるわけですが、ディーゼルエンジンの特性を知ることで、CX-60の楽しみ方について理解を深められた気がしています。

 当然走っていて楽しいのはCX-60です。ダントツで。

 

 また、車高が高いCX-60と低いCX-30では、右左折時等の急ハンドルを切る際の挙動が全く異なります。CX-30は通常の乗用車同様に気持ちよくハンドルが切れますが、CX-60はやや苦手ですね。足回りが硬い…と言われているCX-60ですが、やはり車高の高さは隠せません。

 ただし、これが車速が上がった際の路線変更や、ワインディングになると話が一変します。途端にCX-60のしっかりとした足回りが光ってくるのです。CX-30でそんなに攻めた走りができたわけではありませんが、何気ない路線変更だけとっても、CX-60の「スッ」と車体が移動していく感覚が、重厚なのに鈍重さが無いという不思議なもの…。CX-30は路面とのリニアな接地感がかなり薄く感じてしまいました。
 CX-60はビュンビュンと振り回すようなクルマではありませんが、スポーツSUVとして、十分な車格を感じされてくれるスポーティーさをもっている希有な存在と言えるでしょう。

 

2.乗り心地

 乗り心地に関しても、CX-60の車格を感じました。

 CX-30も悪くはありませんが、ごく普通というところ。しかしCX-60は揺れを抑え(縦の振動を拾うという弱点も垣間見えますが)、明らかに足回りが引き締まっています。元々私はCX-60の足回りが硬いとは感じておりませんので、CX-30の足回りを頼りなく感じてしまいました。

 車格的に2グレードほど違う…という印象で、かなり大きな違いを感じました。

 

3.インテリア

 これはもう比較対象になりません。
 CX-60は他社の高級SUVと比べてもダントツの高級感を携えていることもあり、MAZDA内でも世代の異なるCX-30との差は絶対的です。

 また、CX30はドライバーズシートの頭の余裕が殆ど無く(当方身長178㎝)、室内の窮屈さを感じました。以前のインプレッサでもこの点については不満が無かったので、CX-30は改善が求められるレベルなのでは?

 そして、決定的なのがシート。
 CX-60のナッパレザー製のシートに座った後にCX-30のファブリックシートに座ると、その頼りなさが顕著に目立ってしまいます。恐らく、長時間走った際の疲れやすさも相当違うはず。腰痛持ちの私には、以前お伝えしたようにCX-60のシートが必要です。

 

CX-60の下位グレード、実は相当よいのでは?

 正直、ここまでCX-60の満足度が高かったことに驚きました。

 「車格」の違いって、絶対的なものがあるんですね。

 ここで感じたのは、
「CX-60の下位グレードって、実は相当狙い目なのでは?」
ということ。

 もちろん、駆動方式やエンジン等の違いでCX-60のグレードは差別化されているわけですが、基本的に足回りは同一(下位グレードの方が後輪の足回りがやや柔らかい設計になっているようですが)。
 CX-30の上位グレードとCX-60の下位グレードは、「300万円」という価格帯で価格的には競合することを考えると、CX-60の格の違いを感じ取れるチャンスがあるということです。

 

 CX-60とCX-30の購入を迷うケースがあるのか…については別にして、「車格」や「走り」を重要視するのであれば、CX-60が幸せになれるのかも…などと考えてしまった次第です。

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