iPad版「Final Cut Pro」「Logic Pro」がいきなり発表!
先日、iPad用「Final Cut Pro」「Logic Pro」の発表は2025年になるのではないか?…という記事をご紹介しました。
この記事の内容では、動画・音楽の編集アプリということで、それなりのマシンパワーを要求されることから、M3チップ等のより高性能なチップが必要とされることをその理由として挙げていました。
加えて、これらのアプリが今後登場する「大画面iPad専用」のアプリになり、これら専用のOS上でしか動作しない…という予想でしたね。
ところが…。
本当に青天の霹靂、いきなり2つとも発表されちゃいました!
5月24日公開! サブスクなのが気になる…
記事によると、
Appleは、iPad向けに動画編集アプリ「Final Cut Pro」と音楽制作アプリ「Logic Pro」を5月24日にApp Storeで公開すると発表しました。「Final Cut Pro」はM1以降、「Logic Pro」はA12 Bionic以降を搭載したiPadで動作します。両アプリとも、サブスクリプション形式で提供されます。
ということです。
いやいや、先日紹介したリークが「大ハズレ」となってしまいましたが、これも含めてこの手の情報はおもしろい。
今回の2アプリの登場に関しては、素直に喜ばしいことです。先日のリークの内容的に残念だった部分は、
「せっかくM1/M2を搭載しているiPad ProでもFinal Cut ProやLogic Proを動かすのは難しい」
というところでした。
「いつまで待てばいいんだ?」
「どのくらい高性能のiPadを要求しているんだ?」
という部分で、どうも納得できない要素が大きかったのです。
ところが、今回の情報では、
「Final Cut Pro」はM1以降、「Logic Pro」はA12 Bionic以降を搭載したiPadで動作
ということが明言されていますので、処理速度は別にして真っ当な線で寄せてきたAppleの姿勢にほっとしました。
ただし…。
買い切りではなく「サブスク」としてきたあたりにAppleのスケベ心を感じますね。
際立つ「DaVinci Resolve」の姿勢
しかし、このサブスク路線が、逆にDaVinci Resolveの姿勢の秀逸さを際立たせているような印象です。
まずもって本家のFinal Cut ProよりもiPad版のアプリの登場が早かったこと。
それに加え、特別な機能を使わなければ「無料」で利用できることです。
Mac版のDaVinci Resolveも「無料版」で大概のことができてしまう太っ腹ぶり。BlackMagic社の「ソフトウエアではなくハードで儲ける…」という姿勢には感動さえ覚えます。これでAppleよりも早く先進のチップや機能に対応するのですから、DaVinci Resolveを応援したくなると言うものです。
毎月「700円」持って行かれるのは相当大きいです。
「だったらDaVinci Resolveにしよう!」
と考えるユーザーも多そう。
iPad版アプリからDaVinci Resolveの利用者が広がり、それがMac版アプリにまで…ということも十分あり得ると考えます。